手水鉢の水が氷る日は少なくなりましたが、依然寒い日が続いています。
そして、来週は又、寒波そして雪の予報が。
京都は本日も雪がちらつく寒さです。
蠟梅が咲き、椿は満開なのですが。
さて、この3連休、蓮華堂(水子供養のお堂)は多くの皆さんがお越しです、そしてお墓参りの皆さんが絶えることもありません。
お寒い中ご苦労様です。
ご先祖様、故人の皆様もきっと喜んで下さってらしゃると存じます。
最近はお墓、故人のお供養、そしてお葬式についての様々な雑誌、マスコミの特集が多いように感じます。
ただ、丁寧に故人をお送り致す、故人の丁寧なお供養を主眼とした論調より、無駄を省き、残された者への負担の軽減が主眼のような気がします。
もちろん、慣習に縛られた無駄を省くことは当然ですし、状況的なことを配慮し、省略すべきことは省略は問題ないかと存じますが、故人を心から思い送る、お供養をするという根本から少し外れたお話もあるような気がします。
当院の檀家さん方、御縁を頂いている皆様方からも故人を深く思い、慣習に縛られたお送りではなく、本当にお送りいたしたい形でお送りしたいというお言葉も多く聞き、なるほどと思わせられることもとても多いです。
ただ、お寺が檀家制度、お墓制度に胡坐をかき、故人をお送り致すこと、お供養の大切さを説くことをさぼってきた結果のような気もします。
私もさぼっていたことがあるかなと強く反省致しております。
やはり、お寺が提案できる様々な供養、お寺ならではのことをもう一度丁寧に工夫致し、実行できればと心も新たです。
何時も申し上げておりますが、檀家さん、水子供養の皆さん、永代供養墓の皆さん、どうか是非、こんなことをしたらどうですかということがありましたら、是非、耳に入れて下さい。
お願い致します。
さあ、寒さが近づいて来ています、どなた様も十分な寒さ対策を致し、2月を乗り越えたいものです。合掌