霊源院は東福寺の塔頭寺院です。

2018.05.04

 当院を正式に呼称しますと臨済宗東福寺派塔頭寺院霊源院(りんざいしゅうとうふくじはたっちゅうじいんれいげんいん)と呼びます。

水子供養へお越しの皆さん、永代供養墓の皆さん、通常墓の皆さんの中にも初めて聞きましたという方々が多いのではと推測致します。

このお寺にて法縁を頂くのに、堅苦しい肩書は良いようにも思うのですが、折角に頂く多くの良きご縁、これを機に知って頂ければと存じます。

臨済宗は御存じのように、京都だけでも南禅寺、東福寺、建仁寺、妙心寺、相国寺、大徳寺、天竜寺の各本山があり、各々の本山の末寺と呼ばれるお寺が日本中にあります。

東福寺も四国、和歌山近畿、中国地方を中心に400弱の末寺が地方にあり、各々の寺が檀家さんとご縁を頂き、宗教活動をなさっておられます。

皆さんに御縁を頂いております霊源院は末寺とは少し違い、先に申し上げましたように、大本山東福寺の塔頭寺院(たっちゅうじいん)です。

現在、東福寺の中に霊源院のような塔頭寺院が25あります。

そして、各々の寺院が独自に運営されています。

塔頭寺院の成り立ちですが、もともとは東福寺の歴代の管長さん(東福寺住職)、600年前、前後くらいの歴代の東福寺のご住職(管長さん)が任期を終わられ、本山の回りに自分の隠居所を作られたのがその由緒のようです。

それが、時代の流れの中で、寺院として独立運営が成されてきたようです。

そして、江戸幕府を例にとりますと末寺が地方の大名ならば、塔頭寺院は旗本のような存在だったようです。

今でもその根底は変わっておらず、本山の伝統、本山の護持を担う中心として位置づけられ、各塔頭寺院のご住職方はプライドと責任を持ち寺院運営をなされてます。

各寺院は独立した運営を前提とされてますが本山護持を大前提に活動なされてます。

お越し下さり、御縁を頂く皆様もここはそうい言うお寺なのだということを知り、御縁を頂ければ嬉しいです。

格式が高いという誇りは失わず、でも、多くの皆さんには良きご縁のきっかけとなるよう敷居を低く、そして精進せねばと存じます。

そして、このお寺をこれから先もお守り致すため、一生懸命にと心も新たです。

水子供養の皆さん、永代供養墓の皆さん、通常墓の皆さん、何卒、応援の程宜しく、お願い申し上げます。

そして、このお寺が皆さんの拠り所と成ります様、粉骨努力の覚悟です。

さて、今週はゴールデンウイークにて、京都は何時もにまして、どこも賑やかです。

お天気は寒いの、暑いのが交互で、なかなか定まりません、風邪をたやすく引いてしまいそうです。

くれぐれも、油断なさらぬようにどなた様もお過ごし下さい。合掌

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