蓮華堂へ扉を開けて中へ入りますと、先ず、ご本尊のお地蔵様が右手に錫杖(ぼうのようなもの)、左手に宝珠(ほうしゅ)を持ち待っていて下さいます。
錫杖は世間を絶え間なく歩き、困っている人々、苦しんでいる人々を救う為に歩くための杖です。
宝珠は様々な功徳を皆に授けたいとの御心の表現、宝物です。
お地蔵様は町々の路傍に立ち、我々を救って下さるのですが特に子供をお守りくださいます。
冥途にある三途の川、そのほとりに広がるのが賽の河原です。
蓮華堂横にもそれを模した石積みがあります。
幼くして世を去った子供はここで石を積みます。ご両親を悲しませたので、功徳を積むためにです。
それをつぶしに鬼がやってきます。
それを、身を挺してお守りくださるのがお地蔵さんです。
ですので、亡くなられた赤ちゃんはお地蔵さんの下で安楽に過ごせるとのお話です。
それを、信じるかどうかは別に、亡くなられた赤ちゃん(水子さん)が安楽にと願い蓮華堂へお参り頂くのはとても尊いと存じます。
ですので、当院は願掛けにて童地蔵尊を庭にお祀り致しております。
皆さんの願いが届きますように。
今日はぐんぐん冷え込んできています、皆さんご油断のないように。合掌