仏教の教えの言葉の中に次のようなお言葉があります。
(人身受け難し、今既に受く)
人間に生まれることは極めて難しいけれど幸いにして人間に生まれたことはとてもありがたいこと。
という意味のようです。
この世には人間以外の無数の命が存在しています。
その中で人間として生まれてきたのはとても有難く、そして不思議な因縁ということかと存じます。
遠いご先祖から続くご縁にて、今日の私があるということでしょうか。
それを謙虚に受け止めれば、仏恩、そしてご先祖への深い感謝は必然かと思います。
それがお供養の心へと繋がるのではないでしょうか。
様々な理由にてこの世に生を受けれなかった赤ちゃんも人身を受けれなかったのですね。
それを考えますと、当然にお供養はなければならないかとも存じます。
当院にて永代供養のお墓をご縁頂きました皆さんも根底はあとを見て頂く子孫はいないけれど、先祖を粗末には何としてもしないぞとの気持ちと思います。
様々なお供養の作法、行事が簡略化、あるいは割かれている時代ですが、もう一度考えてみたいものです。
さて、明日からは又一段と寒くなるようです、しかもインフルエンザの猛威は収まる気配がありません。
どなた様、十分な休養を取り、御身体ご自愛下さいますようご祈念致します。合掌