私たちは普段は観音様或いは観音さんと親しみを込めて仏様をお呼びいたしております。
正式には観世音菩薩と呼びます。
そして霊源院ご本尊は沢山のお手をお持ちの千手観音様です。
法事の時、ご葬儀の時にお読みいたします妙法蓮華経では観世音菩薩、般若心経は観自在菩薩とおよび致します。
我々は如来様も菩薩様もご一緒に仏様とお呼びいたしておりますが、本当は如来様が仏様のことです。
厳密にはいわゆる{菩薩}様とは少し違います。
菩薩様は菩提薩埵(ぼだいさった)の略称で真理を求めて修行する人を意味します。
他に過日お話いたしました地蔵菩薩、文殊菩薩等が浮かびます。
つまり、悟り、真理を求めて仏法を追及なされている方は菩薩と言えると存じます。
では、観世音菩薩とはどんな仏様でしょうか。
観世音と言われますように衆生の救いを求める声を聴き深い
慈悲を持ち救いにお越し下さる仏様といえるのではないでしょうか。
観音様は世の中全ての悩みを聞いて下さる仏様です。
しかも、沢山の手をお使い下さり、私たちのすぐ隣で御救い下さいます。
お墓参りの皆さん、水子供養へお越しの皆さん。
お越しいただきましたら、先ず本堂へ向かい合掌、礼拝を下さい。
次回は法事、葬儀、水子供養のご回向の時にお読みさせて頂くお経、観音経についてお話をと思います。
この時間、外は強い雪が降ってきました。
寒さもピークに来ました。