来月2月はまだ寒いですねと言っているうちに、3月のお彼岸がやってきます。
お彼岸の意味、由来はあちこちでお聞きとは思いますが、簡単におさらいです。
秋の彼岸は秋分の日(祭日ですね)を真ん中に前後の一週間、春分の日は春分の日を真ん中にやはり祭日ですが一週間です。
お彼岸になればお墓参り、もちろん間違いでなくご先祖を懇ろにお供養なされる期間でもあります。
蓮華堂(水子供養のお堂)も何時もに比べお参りの方々が多くお越しになられます。
只、それと同時にこの私たちが仏法に触れ真実を求める期間でもあります。
彼岸とは彼(かの)の岸、あちら側の岸です。
あちらの岸とは迷い、苦しみのない清らかな浄土の世界、悟りの世界です。
彼岸の原語は梵語(昔のインドの言葉)のパーラミターで般若心経に出てきます、波羅蜜多(はらみった)と訳されます。
意味は到彼岸(とうひがん)、つまり悟りの世界至るとのことです。
先祖のお供養をなさるのと共に、自己を見つめこの世の迷い、苦しみと向き合い理想を目指す修行の期間ともいえる期間です。
ご先祖のお墓へ参り、大事な故人と語り合い、なにかを見つけることが出来ましたら、それは、お彼岸中に得た大きな所得かと存じます。
少し先の彼岸のお話ですが、その辺も頭に置き、お墓へ、或いは蓮華堂、絆縁堂へお参り頂けたらと存じます。
さて、インフルエンザの猛威が収まりません。
今日は暖かく少しほっと致しましたが油断大敵です。
くれぐれもお体、ご自愛下さい。合掌