私の記憶力の悪さは多くの皆さんに定評です」。
自慢できることではありませんが、君はよく忘れるねと叱られることが多いです。
さて、世間には生と死、病と健康、富と貧、善と悪と対立の存在が多くあります。
富は良いけど貧乏は嫌、あいつは好きだけど、こいつは嫌いと私も分けて判断致しております。
特に好き、嫌い、気が合う、会わぬなどは時に辛い心の葛藤を生みます。
そんな時両極に分かれていることを忘れてしまえ!
そんな問いかけの言葉が禅語の中の両忘(りょうぼう)
嫌いな人の意見でも的確なら賛成、好きな人の意見も間違っているとの確信の時は反対と。
分けてあれ、これと考えるのではなく物事の本質をとらえましょうとの示唆の禅の言葉でしょうか?
なかなか冷徹に割り切れないのが人間とも思うのですが。
忘れるのが得意な私は少し有利かもしれません。
さて、これを書いている今もぐんぐん冷えてきています。
京都は朝は雪でした。
明日も祭日ですので蓮華堂(水子供養のお堂)、永代供養墓、お檀家さんのお参りが多いと存じます。
十分な防寒にてお越しくださいますように。合掌