京都はよく伝統に裏打ちされた町、古都の長い歴史などと評されることが多いように思います。
そして様々の宗派のお寺が多くあります。
寺もまた伝統と表裏一体として様々にその古き伝統と格式が評価されているかと存じます。
私たちのお寺の中でさえ昔からの伝統、言い伝え、慣例は殊の外、重要視され、行動の基準となることが多いかと思います。
もちろんそれが大事なことは十分に理解できます。
先に揚げました、「いにしえをさき、いまをやぶる」
昔からそう決まっている、伝統として残っているものは型、形式が決められていることが多いです。
それはそれで大事なのですが、それを何の疑問も持たず只、ひたすらに従うだけですと因習となってしまうことがあります。
特に水子供養へお越しの若い世代の皆さんは新しい目線でものを見て頂ければと思います。
故に時には現状を見つめ直し伝統を変える勇気が必要な時もあろうかと存じます。
軽々に出来ることではありませんが。
だからと言って新しければそれで良いということでもありません。
真実、本当に良いものを見極める目を養い、本質を求め続けたいものです。
今日は寒いです。
又、春が遠のいた感じですね。
どなた様もお体、ご自愛下さい。合掌