「八風」とは人の心を騒めかせる(利、衰、毀、誉、称、譏、苦、楽)利己心、衰え、名誉心、称讃、誹り、苦しみ、楽しみ。
という八種類の風のことです。
水子供養へお越しの比較的お若い皆さん、お墓参りにお越しの少し年配の皆さん。
どなた様も、人が生きてゆくということはこの多くの風の中を歩んでいるのと同じと存じます。
風が吹き荒れても、巻き込まれたり、飛ばされぬよう動じないということが大事です。
褒められても、誹られても動じない、粛々と生きる。
この私をしっかり持ち、他人の評価に惑い、怯えて生きるのではなく、どっしりと腹を据えて日々を生きていきたいものです。
今日はなぜ、このお話かと申しますと。
過日、レンタル致しましたテレビドラマ、(黒書院の六兵衛)というDVDに甚く感動致したからです。
徳川幕府最後の将軍が江戸城を官軍に明け渡す時に、その将軍をお守り致す役目の書院番の旗本が一言も発せづ、江戸城に居座り、官軍の人々さえも感動に巻き込んでゆく物語です。
どんと座り込み、言葉を発せづに己が生き様を周りに見せていくその姿はドラマなのに甚く感動致しました。
かくありえないですが、憧れます。
機会が御座いましたら、是非見てみて下さい。
お勧めです。
さて、雨が暫く無いので庭がカラカラです。
そろそろ雨が欲しいですね。
そして暑くなってきました、どなた様も体調管理にはご留意下さい。合掌