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山僧活計茶三畝

2020.04.14

山僧活計茶三畝(さんそうがかっけいちゃさんぽ)

あれがあれば良い、これが欲しいという私、反省です。

恥ずかしいことですがなかなか欲から離れることが出来ません。

僧侶は小さな畑があれば生涯暮していけるとの言葉です。

山僧(僧侶)の活計(生活)、茶そして三(少し)、畝(畑)にてくらしていけるのだよという欲を戒める言葉です。

そしてこの言葉の後には漁夫生涯竹一竿(ぎょふのしょうがいたけいっかん)と続きます。

此方は漁師さんは釣り竿があれば生活が成立するとの言葉です。

世間にはこれがあれば幸せになれ、これが無ければ不幸ですよと攻めてくることが多いです。

乗せられてしまう自分が恥ずかしいのですが。

しかしながら一度その価値観から離れてみることも大事なのかなと思います。

コロナ禍にて不自由が強いられる昨今です。

辛いですがこの機会に見つめ直す機会を与えられたと考えてみるのも一興かと存じます。

お寺も水子供養法事を含めご縁が減っています、この機会に私もそのあり方を問い直し、そして工夫をしてみる機会と考えております。

感染に留意致しつつ、皆さんも様々な工夫、問い直しを致して見て下さい。

感染の早期収束とどなた様もくれぐれもお体ご自愛くださいます様、ご祈念致します。合掌

 

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