永代供養墓の紹介でお世話になります、オフィス石太郎の柳田です。
本日、お庭の名前を刻んだ石柱が建ちました。
石柱の上には、本堂の横におられたお地蔵さんに、お越しいただきました。
笑顔のお地蔵さんに座っていただくことで、「陰」という文字のイメージが、ずいぶん和らぎました。
石柱は、石材店的思考で考えますと、お地蔵さんや台座と色を合わせた白御影石を使いたくなります。
白御影石だと、彫刻文字が見難くなり、ついつい黒色のペンキを入れがちになりますが、安っぽく見えてしまうデメリットもあります。
また、お地蔵さんと同系色の石柱にすることは無難な選択といえますが、「石柱もお地蔵さんも、何となくボケた感じになるかも?」と考えたこともあり、全く違う色調の石柱を選ぶ冒険をしてみました。
今回は、狙い通りにお地蔵さんが引き立った雰囲気になり、文字も見やすくなりましたが、正直なところ完成まではドキドキでした。
石柱の表面をわざと凸凹に仕上げていますので、コケや樹液でだんだん古びた感じになると思います。
こちらのお庭には、沢山の石のお地蔵さんが祀られています。
霊源院のご本尊様は「千手観音さま」ですが、ご本尊の隣にはお地蔵様が祀られています。
お地蔵様が祀られている由来などは解らないそうですが、古くからお地蔵様とはご縁のあるお寺のようです。
今のご住職になられてから、お庭に石のお地蔵さんが祀られるようになりました。
以前にお聞きした話では、ご長男の健やかな成長を願って最初のお地蔵さんがやって来たそうです。
霊源院は、水子供養でも有名なお寺です。
地元である京都の方や大阪からお越しの方が多いのですが、ご住職のお話では広島県・福井県・石川県など、遠方からも水子供養お越しだそうです。
以前に流産された方の中には「このたび子供が授かりました!」と、喜ばしいお言葉をいただかれることもあるそうです。
そのようなことも重なり、檀信徒さんや、お寺にご縁をいただいたすべてのご家庭のお子さんの元気を祈願し、年月とともにお地蔵さんが増えてまいりました。
檀信徒さんや、お墓参りの方々、水子供養にお越しの方々は、霊源院の庭「翠陰苑」のお地蔵さんに自由にお参りください。