コロナの怖さに追いかけられ日暮らしをしていましたら、もう年末です。
今年も後、10日を切りました。
毎年の事ですが日の過ぎる早さに呆然と致します。
東福寺の通天橋の紅葉も既に散りきり、今は紅葉の絨毯を楽しんでいます。
拝観の皆さんはすっかり少なくなり、東福寺の境内や霊源院の前も静かで少し寂しい感じも致します。
霊源院も昨月11月には、恒例になりました期間限定の御朱印の受付を2週間程させて頂きました。
期間中は、庭を一般開放いたしましたので、たくさんの皆さんに霊源院の中をご覧いただきました。
本堂の前の庭では、わらべ地蔵さんとご縁を結ばれた皆さんから沢山の笑顔をいただきました。
他のシーズンも多くの皆さんとご縁が頂けますように思案しております。
日々、色々なお方様に知恵を拝借しながら工夫致したく思っております。
先ずは無事に終われましたこと、感謝と御礼を申し上げます。
来年も又、皆さんとお会いできますことを楽しみに致しております。
さて、年末になりますと毎年の事ながらバタバタと致し日が更に早く過ぎて行きます。
そして、慌ただしく年末を送り、初詣というお方様も多いかと存じます。
若い世代の皆さんはお家へ帰省なさり、お檀家さんは家族をお家へ迎えることかと思います。
そして、皆でお正月を迎えお雑煮を召し上がり、一家で神社へ初詣、此方は多くの皆さんの習慣になってらっしゃり、避けられない事ですね。
只、来年は相変わらずのコロナ禍にて少し様相が変わるかもしれません。
これからの状況を見定めることとなります。
ところで、神社へお参りの前にお忘れ頂いてならぬのが、我が家の仏壇とお墓へのお参りです。
そして水子供養にお越しの皆さんは蓮華堂にお参りください。
今日ここにこうして、新しい歳を無事に迎えられるのは只の偶然ではなく遙か昔から途絶えることなく生命の火を灯し続けて来て下さった何代にも亘る、ご先祖様の御陰です。
そう思えばこうして人として生まれ、様々に辛い事はあるにしても、深く感謝すべきことと思います。
蓮華堂にお参りされている皆さんは、新しい年を迎えるにあたり、ご縁が切れてしまった大事な赤ちゃんへ想いを伝える事が大事と存じます。
そして、私達の現実の生活はとても多くの皆さんに支えられて有ると云うことも忘れてはなりません。
お墓で手を合わし、そしてお仏壇へも手を合わす、又、蓮華堂にても手を合わすこととは祈願であると同時にそうした感謝の気持ちを合掌という形で表すことなのです。
初詣の前、或いは後でも良いので、お墓参り、そして、蓮華堂へのお参りをお忘れなく。
ここに来てコロナの感染が増えております。
何とか早い収束を願っていますが、中々に進みません。
自身にて注意致し過ごすことしかありません。
どなた様もお体、ご自愛頂き、良き正月をお迎え下さい。合掌