今日は久しぶりの快晴、温度も高く過ごしやすい一日でした。
昨日迄の雨は随分と長く降り、うっとしいとおっしゃる方が多かったですがわたしのお寺の庭にとっては恵みの雨でした。
ここ3ケ月程雨が降らず、庭が辛そうでした。
霊源院の庭にとっては当に慈雨でしたので。
しかし乍ら、今日の天気は大寒の後にしては本当に春がすぐそこまで来ていることを感じさせてくれる天気にてウキウキ致しました。
霊源院は昨年の秋に御朱印を致し、朱印帳をお預かりの時にお渡し致す、番号券に何か禅語を印刷しましたら良いのではとスタッフの方から提案頂き、霊源院は緑の木、花が多いのでと。
柳は緑、花は紅の禅語が良いとの意見を頂き、それを印刷致し更に紐を付た「手作りブックマーカー」に致しましたところ、思いのほか皆様にお喜びを頂きました。
この言葉は樹木は当たり前に季節が来れば、鮮やかな緑、花は艶やかな花を咲かせるよ。
ことさらに気負わずに、あなたはあなたであるがままに、淡々と人生を歩いて行けば良いのだよとの示唆を示した言葉です。
その言葉の景色が見える春が過ぎそこに来ていて、この雨がそれを実現してくださる気が致し嬉しかったのです。
もうすぐ霊源院の庭はびっくり致すほど艶やかで輝く季節が来ます。
今しばらくは寒さに身を縮ませる日々が続きますが、コロナの終息の兆しが見えます頃には皆さんに柳は緑、花は紅を実感頂けると信じています。
是非、お参りを兼ねてお越し下さい。合掌
大本山東福寺塔頭 霊源院