鉄樹花開二月春。

2021.01.29

鉄樹花開二月春

何気にインターネットを開き、ネットニュースを検索致しました。

その中に、生活苦をどうするのかとの質問に対し、最後はセイフティーネットとしての生活保護があるという総理大臣の発言が問題として議論を呼んでいるとのニュースが。

気になり最後まで読み切りました。

そうです、東京、大阪の大都市圏に限らず、京都、滋賀の地方都市の町に確かに人はいなくなり、お店も閉まり、御商売は後退の一途の感じです。

東福寺の拝観、お参りのお方様も毎日、限りなくゼロに近い状態です。

であれば、当たり前にお勤めのお方、パートの皆さん、所謂、非正規のお仕事をなされている比較的弱い立場の皆さんへしわ寄せが押し寄せていることは容易に想像できます。

どれ程に辛さと、不安があるでしょうか。

本当に辛い思いをなされている皆さんがいらっしゃる現実は悲しいことです。

自分の力でお仕事を致し、自分のお金で経済を成り立たせる。

誰しもが願うことと存じます。

本当に切羽詰まっている皆さんが一刻も早く暗いトンネルを抜け出て頂ける施策をこうじて頂きますことを心から願います。

禅語、鉄樹花開二月春。

(てつじゅはなひらくにがつのはる)とお読み下さい。

一月も後3日、お正月の名残もなくなりました。

来月は最も寒さが厳しいといわれる2月です。

「鉄樹」とは何でしょう?

生命力を失った古木のことです。

鉄が古くなり錆びが出来、崩れそうな金属をイメージ下さい。

この言葉はそのような古木、老木でも厳しい冬を超えた後に綺麗な花を咲かせますよということを表現しています。

たとえ今の状況がこれ程に厳しい状況で日々が過ぎていくだけであっても挫けずに、周りの支え、援助を有難く頂戴致し、なすべきことを粛々としていれば必ず、花は咲きますよ。

途中で投げ出さずに、頑張りましょうと、そんな意味も込められています。

厳しさの渦中の方々は本当にお辛いことと存じます。

でも、挫けずにお過ごし下さいますことを心よりご祈念致します。

そうです、厳しく辛い日々は努力を続ける日々と重なります。

じっと辛抱致し、生命を繫ぎ花が咲きました暁には大きな喜びが待っていると信じて生きて行きたいです。

政治に対する不満、諦めは常に世の中にはついて回るように思います。

しかし、今こそはコロナ禍収束も見据え、そして、皆さんが普通に働ける社会を何とか実現致すことを希求申し致したく思います。

共に挫けづに前に進んで行きたいです。

どうも、寒さも厳しくなる一方のようです、先ずは身体の健康が第一義です。

十分な健康管理にも留意せねばなりません。合掌

水子供養永代供養墓の京都のお寺

大本山東福寺塔頭 霊源院

  • 京都市東山区本町15丁目791
  • 電話 075-561-9684
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