以前に永代供養墓”浄心壇”のお申込みを通じてご縁を頂き、その後にご葬儀にて故人をお送りさせて頂きましたお方様の法事を致しました。
今日は、午前中に2件続けてお勤めさせて頂きました。
コロナの時期の集まりにくい時にも拘わらずにご参集頂きましたこと
有難く、嬉しいことです。
さて、御存知のように法事、法要と申しましても様々です。
忌明けの法要、一回忌、三回忌などがございますが、法要としての作法は基本変わりません。
霊源院での法事の流れは、先ず親族、お身内の皆さんが法事の予約時刻の20分前位に霊源院の客殿にご参集下さいます。
当方では茶菓子とお茶をご用意致しております。
お集りの方から順にお茶をお飲み頂きまして時間迄はご歓談頂きます。
今はコロナ感染対策の為、ペットボトルのお茶と紙コップをご用意しています。
保温機にお茶が入っておりますのでご遠慮なくお召し上がりください。
茶碗等不足の物は客殿の隣に台所が御座いますのでご自由に此方もお使い下さい。
但し、お越し頂くお客様の全ての皆さん共有の場所となりますので大事に、後片付けを忘れずにお使い下さい。
皆さんがご歓談致しておられる間に、私、住職が施主さん(法事の主催者)
の所へ行きまして、本日法要をなさるお方のお位牌、写真、お骨があるときはお骨も含めお預かりいたします。
私がそれらを本堂へセッティング致します。
故人へのお供え物をお持ちの方は、本堂にご一緒して頂き、故人の写真の近くへお供えください。
定刻になりましたら、施主、親族の皆さんに本堂へ御移動頂きます。
本堂では椅子席に着座下さい。
私が南無観世音菩薩と合掌、礼拝致しながら唱えます。
皆さんご一緒にご唱和頂いても、心の中で南無観世音菩薩とお唱え頂いてもどちらでも結構です。
霊源院の本堂には皆さんがご一緒にお唱え出来ますようにホワイトボードにお経の文言を書いてあります。
お経の本もおいてありますので、宜しければご一緒にお唱え下さい。
お経は読むのは難しいとおっしゃられる方もおられますが、少しも難しくありません。
一拍調子でへいばんにお読みいただけば良いのです、息継ぎは普通に致し、ほかの方が読んでいるところへ合わせて合流致せばよいのです。
只、お経はお釈迦様の教えをお弟子方が書き継がれたものです。
故に所謂、声明とは違うので妙な高低の節をつけて読んではならぬと師匠から喧しく言われましたことは書き添えます。
字のごとくに読んだお経の功徳を巡り向かせることです。
観音経というお経を読みますので始まりましたら、施主から順番に焼香台へお越し下さい。
最初の焼香はご本尊様へ、そして二度目が故人への手向けの焼香となります。
そして再度、合掌、礼拝を頂き自席にお戻り下さい。
座るときには次に焼香のお方様へどうぞといういみを込めて小さく合掌礼拝を致すのが良いかと思います。
本堂でのお勤めは以上です。
ご案内致しますので、墓前ではお焼香を一回にてお参り下さい。
もちろん、お寺により又は宗派により違いはあろうかと存じます。
参考にして頂けましたら嬉しいです。
法事や法要は故人を追慕いたし、残った私たちがそれを形に致す、大事な行事です。
老婆心ながら書かさせて頂きました。合掌