鶯の初鳴き。

2021.02.14

鶯の初鳴き

京都という町は面白いと思います。

大阪、東京のような大きなビルに囲まれた町ではなく、私の実家である安曇野や滋賀県、兵庫、福井のように自然の美しさに囲まれた町でもありません。

それなりに賑やかで、お寺が多くあり、利便性もあります。

そして、季節の観光にも恵まれ多くの皆さんがお越し下さいます。

ただし、今はコロナの影響で見る影もありません。

私も京都の町に住まわせて頂いており、しかもお寺の中で暮らしております。

町中なのに樹木に囲まれた環境です。

毎朝の日課ですが、門を開けに参道を通ります。

今朝ほど何時もと同じように寒いなと感じながら門を開けに参りました。

門を開け、新聞を取り戻ろうとしましたその時、鶯の初鳴きが響きました。

凛とした寒さの中、日差しが照りだすその中での「ホーホケキョ」です。

あー、春が来ていると感動致しました。

先に述べましたように、町中でこのような感動を直ぐ身近に味わえる喜び、本当に感謝です。

春が来ていると言いながらも、毎度のことですが本当に暖かい春の日差しは、間違いなく彼岸が終わるまで、お預けなのも十分に分かっています。

しかし、鶯の声、樹木の芽吹きの膨らみを感じることの出来る幸せを心から感じて喜んでいます。

お墓参り水子供養へお越しの皆さんも直ぐそこの春を感じて下さい。

お知らせ

蓮華堂右横の子安地蔵尊の前が広く綺麗になりますことは、過日ご報告致しました。

更に、曽根造園さんがお参りの皆さんにお楽しみ頂きたいと子安地蔵尊の周りに、山野草を沢山植えて下さいました。

まだ、植えたばかりですので楽しめませんが、もう少し致しましたら、お参りをなさる横に花が咲き誇ります。

お楽しみにお待ち下さい。

そして、本堂前の庭、翠陰苑にも山野草を多く植えて下さいました。

今回は特に桔梗の花を多く植えて下さいました。

六月には紫の花が咲き誇ります。

是非、お楽しみ下さい。

曽根造園さんは女性の専務さんが庭の設計をなさります。

禅寺の庭は枯山水、枯淡を旨に設計されています。

シンプルな男性的な庭です。

専務さんにお願い致し庭づくりを始めてからは、沢山の花木を植えた女性の思いやり、自然の可愛らしさ、木漏れ日の温もりを感じる庭になりつつあるように思います。

まだ、完成いたしてはおりませんが、将来は皆さんがお参り頂きました時、安らぎを感じてお帰り頂けます庭になることを確信致しております。

暖かくなることにより、コロナの終息が近づくことを願っております。

今の緊急事態宣言が辛いですが、良い方向へ向かうと信じて、今しばらく自重致し頑張りたいものです。合掌

サイドナビ