霊源院は毎日、お墓参り、蓮華堂、絆縁堂へのお参りのお方が絶えることはありません。
雨が降っても、雪の日でさえお参りの皆様をお見掛け致さぬ日はありません。
お寺は、お参りの方がこの境内に足を踏み入れて頂くことが第一です。
住職としましては、とてもありがたい気持ちでいっぱいです。
これからも多くの皆さんにご縁を頂戴致し、親しくお付き合いを末永くお願い致したく思っております。
霊源院へお参りの方は、朝7時から晩9時まで左側の通用門(少し解りにくいですが)よりお入り頂けます。
参道を登りお墓へお参りされる方や、蓮華堂、絆縁堂へお参りをなされています。
さて、以前は霊源院は本堂へ至る中門を防犯上閉めておりました。
本堂、ご本尊様へのお参りはその閉まった中門の外からお願い致しておりました。
ある日、縁者のお方から本堂の前で本尊様を礼拝頂けないのは、お寺として如何なものでしょうとの提案がございました。
至極、ごもっとも。
ぐうの音も出ませんでした。
ならばと、本堂前にそこの様子を確認出来ます設備を整え中門をお参りの方々に開放致しました。
皆さんに本堂前までお越し頂き、ご本尊様へ祈願頂けるようにだいぶ前から致しております。
お陰様で、多くの皆さんがご本尊様へ礼拝頂いております。
お墓参り、蓮華堂、絆縁堂へお参りをされる前に、中門を入るお姿をお見かけすることも多くなり、ご挨拶の機会も随分と増えました。
しかし乍ら、ご遠慮等にてか、まだ少し遠慮気味にてお墓、お堂へお参り致しお帰りのお方様も多いように思います。
全く遠慮はご無用です。
先ずは本堂のご本尊様へ是非、お参り下さい。
中門から本堂へお向かい下さいましたら、階段下に殿鐘(本堂を普応殿と申し、そこのご本尊千手観音様へ祈願を届ける鐘という意味で)があります。
それは最近、懇意の石屋さんが遠方から手に入れた「サヌカイト」という音の響きが素晴らしい石にて作って下さっております。
金属の殿鐘(でんしょう)は少しも珍しくありませんが、これはあまりありません。
音楽楽器としても使われているそうですので、何ともお寺の中に響きますと素晴らしい音が響き渡ります。
先ずは、本堂正面のお賽銭箱に書いて御座いますが、ご本尊様へ向かい、合掌、礼拝頂き、南無観世音菩薩とお唱え頂き、引き続き、ご先祖様、故人、お亡くなりの赤ちゃんへの追福をご祈願ください。
願掛けも宜しければ是非。
そして、祈願をお聞き届け頂けます様、「サヌカイト」の殿鐘をご本尊様へ一度、ご先祖、大事な故人へ一度、合計二度響かせて下さい。
願いが届きますように。
ご遠慮はいりません響かせて下さい。
将来は朝から晩まで霊源院では「サヌカイト」が響き渡っているといわれるようになりたいものです。
お越し頂きましたら先ずは本堂へお参りをお願い申し上げます。
それから、お墓、お堂へお越し頂き、懇ろにお参り下さいましたら幸いです。
そして、本堂へ向かって右手の手水に手を伸ばしていますのは霊源院の猫です。
此方も、石屋さんが探して来て下さいました。
凄く、可愛らしいです。
水子供養へお越しの皆さんも必ず、目を止めるほどの可愛らしさです。
此方も、是非会っていってやって下さい。合掌