随分と前にマンパワーという言葉が賑やかに出て、いつの間にか消えてしまったような気が致します。
会社であれ、お店であれ、優秀な力のある人が支えている所が生き残るという意味でマンパワーといわれたような気が致しています。
それが、非正規、正規の壁が出来て、しかもコロナにより人と人が分断され遠い所に置きざりにされたような気が致します。
でも、会社もお店も人が支え、優秀なお方がおられるところが繁栄なさるという事実は今も変わらないように思います。
過日、久しぶりに外へ早い目に外出致し、ビールを飲めるお店に入りました。
随分と広いお店の割に、人も少なく、コロナ禍を気にせず楽しめそうと喜びました。
その通り、食べ物も美味しく、ビールも又美味しく、ウキウキ致しておりました。
お店には接客の女性、男性が多くおられましたが、女性の方の接客が細やかで感心致しました。
あまり、経験の無い細やかな接客で正直びっくり致しました。
機会があれば何度でも来たいなと思える対応でした。
「企業もお店も人次第」という言葉を身に染みて感じました。
そういえば、霊源院もお墓の掃除、蓮華堂の掃除をシルバー人材センターの人たち、蓮華堂の掃除は信頼のおける女性方にお願い致しております。
以前より、永代供養墓をお参りの皆さん、水子供養で蓮華堂にお参りの皆さんに「何時も、綺麗にして頂き有難う御座います」とのお言葉を度々頂戴しておりました。
当たり前に聞き流しておりましたが、まさに、お掃除を通して支えて下さっているマンパワーがあってのことと、改めて思いました。
世間では女性軽視の言動が取りざたされて、様々な議論が沸騰致しておるようです。
東福寺の本山も多くのパートの皆さんにお勤め頂いております。
コロナの影響で拝観のお客さんも激減致しております。
過日、伽藍、境内維持に必要な経費を捻出する知恵を求めました所、パートの皆さんより、思いもよらぬ沢山のアイデアをいただきました。
自由に意見を具申出来る風通しの良い環境を整えましたら、細やかな女性の感性を、有益性のあるものへと活かせるのではないかと強く感じました。
今、世間で沸騰致している問題も、逆に女性の有効な力を表現致して行くきっかけになりそうな気が致しています。
ここ数日は寒さもぶり返す気配ですが、間違いなく春はきますし、コロナが落ち着くようになれば、又、多くの皆さんが東福寺にお越し下さり、霊源院もお墓参りの皆さんで賑わうことと思います。
でも、その皆さんの満足を支えて頂いている大事な人がいることを忘れてはならぬと、改めて教えて頂く機会を得ましたことに感謝です。合掌