墓地の入口付近には永代供養墓がございますが、お墓とならぶように地藏堂が建っています。
地蔵堂では花屋さんが水曜日と土曜日にお花を補充下さいますので、お墓への献花に便利です。
皆様からお心づけをいただきましたローソク、お線香も用意が御座いますので、どうぞご自由にご利用下さい。
お墓参りの後は、地蔵堂の中でも小休止いただけます。
その地藏堂の付近にならぶ永代供養墓は完売致しておりますが、今年度受付の永代供養墓がございますので是非ご検討下さい。
永代供養墓を挟んで地蔵堂と向き合うように土蔵が建っています。
この土蔵は、以前には柱が腐り崩れる寸前の傷みようでした。
私も住職になってからは、地震のたびに気になり続けていた建物です。
霊源院では、彼岸会や施餓鬼などの行事の際は、毎年沢山のお参りの方にお越しいただいております。
昨年はコロナの影響で本堂内でにお座りいただきませんでしたが、250脚弱の椅子を収納する場所が必要になります。
そのこともありまして、建築屋さんへご無理を申し上げ、何とか修復をお願い致しました。
相当な痛み具合でしたので工務店も補修に対して難色を示されましたが、何とか無事に補修下さいました。
そして、壁塗りの段階で霊源院の個性になる壁にしたいとの思いで、なまこ壁を思いつきました。
私の実家のある安曇野市、松本市に多くある壁の形態です。
黒く盛り上がった目地のところがなまこのような為にそう呼ばれているようです。
全国で見かけることは出来るようですが、京都や大阪では少ないようです。
実家へ戻り、車で地元を走りますといたる所で見かけますので、自分にとっては原風景の一つです。
日々、原風景の一つを見れればという気持ちと霊源院でしか見れない、珍しい造作の壁ということで、お墓参りの皆さんに喜んで頂ければと左官屋さんにお願い致しました。
関西の左官屋さんですので、やはり初めてということでした。
様々調べて、上手に工夫頂き、立派ななまこ壁が完成致しました。
お墓参りの節には、是非共,目を土蔵の方へ向けて見て下さい。
白と黒のコントラストが中々綺麗です。
蓮華堂の東手前の参道脇に沈丁花(じんちょうげ)が寄せ植え致してあります。
まだ、三分程の開花ですが、赤い可愛らしい花を付けています。
満開になりましたら、むせかえる程の香しい香りを漂わせます。
お楽しみ下さい。
ちなみに、沈丁花の華は煎じて薬として使うこともあるそうですが、実は有毒だそうです。
緊急事態宣言を解除する地域もありますが、解除になってもコロナが無くなったわけではありません。
油断のないように過ごしたいですね。合掌