ついこの間、新し歳を迎えて新年おめでとう御座いますと言っておりましたが早、3月です。
正しく、光陰矢の如しです。
禅宗の教えではこの後に、謹んで用心すべしと続きます。
それは、うかうかと日を過ごしていると、大事なことを見落として日だけが過ぎていくぞとの警告です。
霊源院の水子供養では、くぎかけ供養は布のお地蔵さん、永代水子供養は石のお地蔵さんを蓮華堂にお祀りいたします。
ご自身方の亡くなられた水子さんをお守り下さいますお地蔵さんとして、自由にお参りいただけます。
熱心にお参りをされている姿に、住職としてとても感銘いたします。
永代供養の水子地蔵尊は少し大きいのでご自身の地蔵尊の判別は容易ですが、くぎかけ供養で布のお地蔵さんにお参りの方は自分の地蔵尊の判別が中々困難です。
皆さん工夫なされ、自分のお地蔵さんと解るように目印、ランドマークは付けておられます。
しかし、それでも自分のお地蔵さんの場所が解りませんとのお問合せは意外に多いです。
お供養にお越し下さった月から場所を特定できるよう、くぎかけ地蔵さんの紐に月ごとに色を変えた目印をつけています。
3月に水子供養法要をにお越しの皆さんのは、桃色の目印をつけて蓮華堂に奉納させていただきます。
今月は御雛祭で、桃の花が満開になる月だからという理由で、家内が希望して探してきた桃色のモールを使っています。
蓮華堂で赤ちゃんをお守り下さるお地蔵尊は、桃色の目印をつけたお地蔵さんが並ぶ列と覚えておいて下さい。
自分の地蔵尊が解らなくなりましたら、桃色の地蔵尊ですとお伝え頂きましたら、場所の特定が容易になると存じます。
霊源院のある京都では、朝からの雨でジメジメした暖かい一日でした。
明日からは又、寒暖の差が激しくなるようです。
京都でも緊急事態宣言が解除されましたが、だからといってコロナが無くなったわけではありません。
此処は人間の英知で油断せぬように過ごしたいものです。
しかし、蓮華堂前の池の金魚の赤ちゃんが大量にこの暖かさで出てきて、嬉しそうに泳いでいるのを見ますと、やはり気持ちは弾んでくるのを止めれません。
まだまだ、油断せぬように日々暮らして行きたいものです。
蓮華堂前の山茶花の花が満開です。
椿より小ぶりで、少し締まった花の形は凛として盛りの春の前に咲くにふさわしい花と思えます。
特に珍しい花ではありませんが、水温み喜びの金魚と共に愛でて下さい。合掌