法要の大切さを感じました

2021.03.13

法要の大切さを感じました

今日は朝方から屋根を強く叩く雨音にて目が覚めました。

柔らかな雨が降りながら、春の足音が近づいて来ますので、この時期の雨は嬉しく思います。

今朝の雨は3.11、東日本大震災の日に近いことと、どんよりとした暗さのせいでしょうか、少し不安を感じさせる雨でした。

そして、昼にはあがる予想を裏切り、一日中不安定な、暗い一日となりました。

しかし、本日は土曜日ですので檀家さん、永代供養墓の皆さんの法事、法要の御縁を午前、午後共頂き、忙しい一日を過ごすことが出来ました。

午前中に法事でお越しの皆さんは、故人となられた方の法要の後、御親族と共に同級生であられた故人の思い出のお話に花が咲き、賑やかな歓談となりました。

故人の思い出話に際限がないかのような席を横目で拝見いたしながら、法要の意義深さをひしひしと感じさせて頂きました。

次の法事のお方様は永代供養墓にてご縁を頂戴致しましたが、早速に故人の法要へ東京からお越し下さいました。

コロナで出づらい時節に有難いことです。

帰りの無事をご祈念致しお別れ致しました。

京都市東山区東福寺霊源院

次に法事でお越しのお方様は、お母さんとお父さんの法事を一緒にお勤めなさるために、大阪からお越し下さいました。

本堂でご回向を致し、お墓のお勤めを済ませまして応接間でご休憩頂き、私も座らさせて頂いて、年齢が近いせいでしょうか、話が弾みました。

その中で、そのお方様が「自分の年齢が重ねられるほど、両親の有難みが身に染みるようになりました」とおっしゃいました。

本当に久しぶりに聞く良いお言葉です。

私も両親は既におらず、同様な感慨を持っていましたので、少しうるっとするくらいのお言葉でした。

ご回向の時の着座の時の様子、お焼香の時の真摯な様子の意味が分かった気が致しました。

法事、法要の大切さを再認識させて頂いた本日のお勤めでした。

感謝申し上げます。合掌

サイドナビ