看脚下(かんきゃっか)

2021.03.16

看脚下(かんきゃっか)

本当に有名な禅語です。

その通り、己の足元をよく見直しなさいという意味です。

霊源院の玄関をお入り頂きますと、法事の御縁の皆さん、水子供養へ起こしの皆さんの目に否応なしに飛び込んでくるところに木札が看脚下とあります。

もちろん、脱いだ靴をそろえて置きなさいという、極めてベーシックな意味もあるのですが、その本意は今の自分の行状を冷静に、冷徹に見極め、本当に今の行動、生活で良いのか、己に厳しく問いなさいという意味です。

様々な事件がニュースに取り上げていますが、改めて、思い起こしたい禅語です。

日々の自己の行動を真摯に見つめ、この行動、有り様で良いのかと自分へ問い直す、足元をもう一度見直す、看脚下。

本当に自分の足元、立っているその現場を精査致し、次の行動を決定致す。

そんな、習慣を見つけましたら、他人様に迷惑を及ぼすこともないように思います。合掌

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