日本の昔のお墓は菩提寺の中、寺院墓地よりは各家の近くの里山、あるいは山の斜面に造られることが多かったようです。
総じて寂しい、人気のないところにあることが普通だした。
お骨を納める今のお墓とは違い、昔は土葬がスタンダードでした。
その為、野生の獣、野犬等が近づかぬようお墓の周りに獣が嫌う匂いを発するシキビを植えたり致したようです。
そして、日の暮れは獣に襲われる可能性が高いので、お墓参りは夕時、日の暮れ後は参ってはならぬと戒められていたようです。
お墓にシキビをお供えする習慣、そしてお墓参りは夕方、日の暮れは避けるとの習慣もこのあたりから来ているのではないでしょうか。
先日、お墓での定期的にご回向を依頼頂いていますお家の墓回向を致しました。
時間がございましたので、陽が沈みかける中で永代供養墓の各家、通常墓の各家の追善のご回向を共に致しました。
ご回向を終わりました時に、親しくお付き合い頂いていますお家のご子息がスーツでお参りにお越しになりました。
おそがけからのお参りですねとお声を掛けますと、今は結構遅い時間迄明るいですし、此処は電気が明るいですからとのお言葉。
暫し、談笑致しお墓へ向かわれました。
そうです、霊源院のお墓は永代供養墓も含め、隣の老人ホームの明かりに、とても明るく照らされています。
参道にもライトがありますので、足元も心配いりません。
もちろん、日中のお参りは良いに決まっています。
これからは暑い日がやってきます、涼しい夜のお参り、気軽にお勤め後の帰宅途中のお参りも良いのではないでしょうか。
霊源院の夜のお墓参りお勧め致します。
水子供養へお越しの皆さんへも又、夜のお参りをお勧めいたします。
水子供養、蓮華堂へのお参りは今迄からお若い皆さんが夜9時までお参り出来ますので多くのお方が9時ぎりぎりまでお越し下さっています。
最近、お堂の前の照明設備を充実致し、より明るい参道になり、夜のお参りが安心になりました。
此方も暑さ対策と共に、お勤め帰りに気軽にお参り頂きたく存じます。
本堂前の照明設備もこれから充実させて参ります、本堂への夜のお参りも出来ますようにしていきたいと考えています。
昔とは違い、若い皆さんも含め多くの皆さんにお参り、お寺のとのご縁を頂戴致したく思っています。
9時まででしたら夜間もお参りいただけますので、気軽にお越し頂き、お声掛け頂きたいものです。
昨日、蓮華堂前のシャクヤク、こでまりが咲き、華やいだ庭となっています。
どうぞ、お楽しみ下さい。合掌