梅雨入り直後ですが、本日は真夏の日差しでした。
植木屋さんがお越し下さり、本堂前の手入れを致して下さいましたがあまりの暑さで、ばて気味の様子です。
午前と午後にアイスクリームを差し入れいたしましたら満面の笑顔でお召し上がり下さいました。
本日は、とても暑い一日でした。
さて、昨日と一昨日に続けてお骨葬のご縁がありました。
火葬から時間の経過はありますが、あらためて故人をきちんとお送りいたしたいとのご要望をいただきました。
ご遺族にお集まりいただき、本堂で葬儀式を執り行わせていただきました。
花屋さんへオプションの飾り花をご依頼頂き、故人のお骨(御霊)の周りが華やかに荘厳に飾られました。
遺影の故人も満足いただけているかのようです。
先ずは故人へ作法通り戒名をお授け致し、仏教徒としての帰依を表明致すお経を読みました。
そして、故人の徳を伝え、この世への未練を絶ち、新しき旅立ちを伝える引導を渡し作法を終了致しました。
そして、参列の皆さんの告別のお焼香を頂くお経をお勤め致しました。
長時間ではありますが、皆さん故人へ一心に向かい、菩提を願っておられました。
そのお気持ちが、お経を読む私にもしみじみと伝わり、此方も充実した気持ちになることが出来ました。
葬儀式を済ませ、引き続き一周忌のお勤めを致しました。
本堂での法要を終えたからは、お墓へ移動して納骨式を勤めさせて頂きました。
墓前ではお焼香を促し、皆さんには順次お焼香をしていただきました。
その中のお一人がお焼香の後、お墓を優しく撫で、まるで愛しい故人の頬を撫でているようになされました。
此処に大事な故人は安らかに眠っているのだと確信なされているような所作でした。
お墓の存在の重みを感じる一コマでした。
大切な故人はそこのお墓に安らかに眠っておられるとの確信を持ちました。
コロナの終息の目途が立たぬ為でしょうか、最近は少し永代供養墓へのお問い合わせも少ないように思います。
幸いなことに永代供養墓、浄心壇の区画は十分に御座いますので、大事な故人の終の住処をご見学に是非お越し下さい。
もちろん、感染防止には十分に留意させて頂いております。
もしも、お亡くなりなった際に葬儀式を行われずに戒名の無い方がおられましたら、本堂でお骨葬という葬儀式をご案内しています。
霊源院とご縁の無い皆様であっても、葬儀を行わなかつたことで、今も気持ちの整理がつかないお方様はご遠慮なくご相談下さい。
本当にご遠慮はご無用ですし、費用のご相談にも、もちろん対応致します。
お寺は先ずはご縁を頂くことが第一義です。
是非、お声をお掛け下さい。
さて、コロナ終息はまだまだ先になりそうです。
厳しい日々は暫く続きますが、辛抱強く乗り越えたいです。合掌