お墓のない遺骨の供養方法は?種類と特徴を紹介します

2021.10.18

埋葬場所の種類と特徴を紹介します

遺骨の埋葬方法について悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

一口に埋葬といってもいくつかの種類があり、それぞれで特徴が異なります。

この記事では、埋葬方法の種類について紹介します。

それらの違いを詳しく理解して、自分に合う方法を選べるようにしましょう。

埋葬の意味について

まずは、この言葉の意味について紹介します。

遺骨をお墓に納めるなどのすべての作業をまとめて埋葬と呼びます。

日本では火葬をするのが一般的ですが、海外では土葬をするところもございます。

これらは方法こそ違いますが、すべて埋葬という括りでは同じ意味を持ちます。

また、この言葉の元来の意味は、故人を土へ還すことだといわれています。

現在では世界で一番火葬が多い国として知られる日本でも、昭和になってからも土葬を行っていた地域もありました。

しかし、明治以降には火葬ができる施設が増えていったため、時代の変化とともに土葬をする文化は消滅していきました。

埋葬が行われるようになった理由は、大きく2つあります。

1つ目は、遺体による影響によって生じる衛生面の悪化を回避するためです。

2つ目は、故人への敬意と再生を願うためです。

埋葬方法や種類について

次は、埋葬方法について種類ごとに紹介します。

お墓に納める

1つ目は、お墓に納める方法です。

これは、日本で最もメジャーな方法です。

一般的な埋葬方法として広く知られています。

最近では、霊園や寺院の境内墓地に樹木葬区画や、小型墓所の集合墓なども造られています。

最近では、納骨堂や合祀墓の安心感を備えながら、個人・夫婦・家族の遺骨を個別に納骨できる永代供養墓が人気です。

納骨堂に納める

2つ目は、納骨堂です。

御堂や建物内の専用施設に遺骨を納めます。

大きく分けて、個別に収蔵するタイプと他の方々の遺骨と合祀するタイプがあります。

納骨堂によっては永代供養の受付をしているところもありますので、承継者のおられない方に人気があります。

自宅で供養する

3つ目は、手元供養です。

手元供養では、分骨した少量の遺骨を自宅で供養する方法が一般的です。

この方法を採用すれば、遺骨の一部をペンダントなどに入れて持ち歩けます。

手元供養のために残した遺骨以外は、希望する埋葬施設に納める必要があります。

埋葬施設を申し込む際は、手元供養を終えた以降の分骨した遺骨を納める際の手順や費用を確認しておくと安心です。

最近、手元供養を希望する方が増えつつありますが、新しい供養方法のため、親戚・家族・菩提寺の中には反対をされる方がおられるかも知れません。

反対をされる方々を説得するためにも、自宅での供養方法や、手元の遺骨の将来の埋葬先などについて、供養計画を明確にしておくことをおすすめします。

墓地としての許可を得た山林に納める

4つ目は、樹林葬です。

埋葬の許可を得た山林などに遺骨を埋葬します。

目印として植樹をすすめているところもあります。

樹林葬は、個人墓が主体ですが、先々に同じ場所に夫婦の遺骨の埋葬を希望される方は、事前に確認をしておく必要があります。

まとめ

この記事では、埋葬方法の種類について紹介しました。

現代では、時代の移り変わりとともに埋葬方法も多様化してきています。

それぞれの選択肢の魅力をきちんと理解して、自分のニーズに合う方法を選んでください。

ご質問等ございましたら、当院までお気軽にお問い合わせください。

 

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