10月の日々も残り僅かとなりました。
毎年この時期になりますと今年の日々の残りを指折り数え、ため息をつくことが多い時期です。
そして、今日は10月でありますが11月末位の寒さと冬の冷たい風を感じる日となっています。
この後少し温度が和らぐとの情報もありますが、かなりの寒い冬が待ち受けているようです。
さて、コロナもワクチン接種が進んだ為でしょうか?少し落ち着いて来た感じが致します。
このまま順調に収まって行きますことを願いたいと思います。
外出の気分が少し出てきたからでしょうか、霊源院の永代供養墓(浄心壇、安養墓)のご見学をご希望のお方様が随分とお越し下さるようになりました。
少しでも多くの皆さんと御縁を結びたく思っている中、見学のお方様の少ない時期が続いておりましたのでとても喜んでいます。
さて、私達の生活様式の変化、人生に対する考え方の変化により、この世の中でこの前まであったのに今は影も形も見えないと言われるものは多くあります。
大昔のお墓はメモリアルたる墓石もありませんでした。
その頃は自然にどこぞへ葬られるという時代でした。
墓地ができて土葬が行われるようになりますと、個人々の終の住処たる墓石を伴う安住の地としての墓所が造られるようになりました。
火葬が普及しますと、家族が代々連綿と続いて埋葬される代々墓ができましたが、最近では承継者ががおられなくても安心出来る永代供養墓も生まれました。
私がお寺の住職になりました頃は当たり前にそこに代々墓が有り、そのお墓の御縁で檀家さんと、いつまでも御縁が続いて行くものと信じて疑いませんでした。
それが、小子高齢化が聲高に叫ばれ出した頃から激変致し、様々な埋葬方法の提案と共にその環境と現実があっという間に変化を遂げました。
正しく、諸行無常(変化致さぬものはこの世に何一つ無い)を実感し、お墓はどうなるのか随分と心配致したものです。
しかし、人がお亡くなりなられた後の終の住処を求めない人はおられません。
今は樹木葬が人気のようですが、ご自身方の安住の地としてのお墓をお求めの方が多いことに変わりはありません。
その中で、霊源院では随分と以前から、お墓の承継者がおられなくても安心な永代供養墓(浄心壇、安養墓)にて皆さんと御縁を繫いで参りました。
霊源院はJR,京阪東福寺の駅にとても近く、お参りのみなさんが手ぶらでもお参り出来ますようお墓の花も分売致しております。
四季折々に景色が変化致す綺麗な庭を眺めながらお参りにお越し下さることが出来ます。
コロナの完全な収束はまだ先かとは思いますが、東福寺はこれから紅葉のベストシーズンを迎えます。
感染防止には留意致しておりますので、終の住処をご検討の皆様には、是非、ご見学へお越し頂きたく案内申し上げます。
東福寺の本山では国宝の三門の階上へお参り頂く事が出来る特別拝観が行われています。
お墓の見学の後はよろしければ、其方へも足を伸ばして見て下さい。合掌