蓮華堂には、それぞれの思いが託された小地蔵尊をお祀りしています。
小地蔵尊の前にお供えされた玩具などの供物を拝見しますと、お参りの皆さんの深い思いを感じます。
ただ、最近は沢山の供物をお持ちになったばかりに、お隣りの場所まで溢れんばかりに置かれる人が目立ちます。
中には、お隣りの小地蔵尊の前に置かれた供物を横にずらしてご自身の供物を置かれる方もおられるようです。
蓮華堂や絆縁堂に祀られたお地蔵さんは、皆さんのお亡くなりの赤ちゃんをお守りする、どなた様にとっても大切な存在です。
今生にて(この世)叶わなかったお供えを沢山赤ちゃんへ届けたいという思いは、とても尊いことに間違い有りません。
それは、お地蔵さんを奉安なされているどなた様も同じ思いです。
少し前に、霊源院の水子供養ページ内のブログで、追善供養について紹介をさせていただきました。
追善供養とは、残された遺族が善事を積むことで、故人に功徳を届けることに繋がるということが根本にあります。
また、善事を積む機会を与えて下さったことは、亡くなられた赤ちゃんから廻らされた功徳でもあります。
故人を思い善行を心がけることは、お供養の原点であり、現在を生きる家族にしかできないことだと思います。
供花は、蓮華堂に備え付けの花入れをご利用の上、通行の邪魔にならないように工夫しておいてください。
お菓子や玩具は、隣りにはみ出さない様にお供え下さい。
スパースに収まりきらないお供え物は、蓮華堂中央のご本尊(大きな石のお地蔵様)の台座にお供え下さい。
飲食物は、お供え後に「お供養のおさがり」として堂内でお召し上がりいただくか、お持ち帰りになられて皆さんでお召し上がりください。
果物などの生ものは、すぐに腐敗しますので必ずお持ち帰りいただき赤ちゃんの「お供養のおさがり」としてお召し上がりください。
蓮華堂や絆縁堂は、沢山の方々がお参りをされるお堂です。
何卒ご理解を頂きまして、どなた様も安心して気持ちよくお参り出来るお堂となりますようにご協力をお願い申し上げます。
そして、蓮華堂や絆縁堂は10日ごとに、女性スタッフお二人が丁寧にお掃除をして下さり、気持ちの良くお参りいただける環境が保たれています。
溢れんばかりの玩具等がお供えされていることで、拭き掃除に支障が出ております。
スタッフに感謝の気持ちをお持ち頂くと共に、お掃除での負担を軽減したいただきますように、皆様のご協力を宜しくお願い致します。合掌