霊源院では、水子供養の法要の際に赤ちゃんのご遺骨を持参されての回向を希望される人は、6組に1組程度の割合でいらっしゃいます。
ご遺骨と申しましても赤ちゃんですので僅かな量ですが、どなたも可愛らしい入れ物で、とても大切にそうにお持ちくださいます。
お亡くなりになった赤ちゃんへの想いの深さを常々感じています。
遺骨をお持ちになり、お供養にお越しのお方様は二通りに分かれます。
① 法要が済みますと、ご遺骨を自宅に持ち帰って供養される方。
② 法要後に、赤ちゃんだけの供養塔「水子永代供養塔」に納骨をされる方。
水子永代供養塔へは、お花をご持参いただいて、いつでもお参りしていただけますが、お菓子はお参り後には持ち帰っていただくお約束になっています。
永代供養塔のお参りの後で蓮華堂にお立ち寄りになって、お参りの際にお菓子を供える方々が多いように思います。
お墓参りは朝7時から夜の9時まで自由にお参り頂けますが、夜間は暗いため日中のお参りをおすすめいたします。
手前の地藏堂(休憩所を兼ねる)には、セルフサービスの花売り場があり、お線香やローソクの用意も御座います。
お参りにお越しの方から、納骨するタイミングについてのご相談をいただく事がございます。
水子さんの納骨のタイミングにつきましては、大人の場合も同様なのですが、いつまでに納骨しなければならないというような決まりはありません。
ご遺骨を自宅でお守りすることが、亡き故人と近しい環境の中で安心して暮らせるとお考えの人もおられます。
一方では、ご遺骨に向き合うたびに切なさだけが込み上げてくると仰る人もおられます。
ご自身のお気持ちに沿って納骨の日はお決めになられるのが良いのではないでしょうか。
お家でお守り致しても、お墓でお守り致すにしても、どちらも故人を思う気持ちに違いはありません。
それは、赤ちゃんのお墓に供えられた沢山の花や、お参りのご家族の皆さんの真摯な姿勢を、常々拝見しては感じております。
今月に大阪からお越しなられた方は、必ず一年に一回の祥月命日(故人の亡くなった月のお亡くなりの日)に、お骨をお持ちになって、本堂でお勤めをさせていただいております。
普段はご自宅で遺骨をお守りされていますが、祥月命日だけは家族そろって本堂でのご回向にお越しくださっています。
未だ霊源院と水子供養のご縁の無い人も、赤ちゃんの遺骨に関しまして迷い等が御座いましたら、ご遠慮なくご相談ください。
朝、新聞を取りに行き、歩きながら一面のウクライナの情勢に先ず目を通しています。
SNSの発達により悲惨な状況が伝わって参ります。
残念で恐ろしい、心配な日が続いています。
私達に出来ることは今は、一刻も早く平和がかの地に訪れることを願うことです。
少しでも早く皆が以前と同様な安心の暮らしに戻るようお祈り致したく思います。
本堂にて祈願も致しますが、蓮華堂、絆縁堂へお参りの皆さんも本尊地蔵尊へ是非、平和祈願をお願い致したく存じます。合掌