挨拶という言葉は仏教用語からきています

2022.05.10

京都東福寺霊源院の住職ブログ

挨拶という言葉は仏教用語からきています

挨拶という言葉は仏教から来ている仏教用語であることはご存知でしょうか。

挨拶の「挨」は「押す」「開く」「迫る」「近づく」等の意味があるそうです。

同様に「拶」にも「迫る」「近づく」等の意味がございます。

親しい方々や職場では、普段から何気なくかわしている挨拶ですが、漢字の意味を調べると少し怖い感じが致します。

挨拶とは、もともとは霊源院の宗派でもある臨済宗で、仏道を指導してくださる師匠とが弟子のやりとりを表した言葉です。

臨済宗の修行では、師匠は弟子に様々な所で不意に問答を仕掛けて、修行の成果を確認いたしておりました。

師匠と弟子での真剣なやり取りでしたので、時には言葉で迫られたり、押されたり、心の中をみすかれたりしたことだと思います。

現代の、笑顔で「おはようー♪」とは、少し意味合いが違いものでした。

女の子の笑顔のあいさつ

蓮華堂で、可愛らしい女の子とご両親の3人家族とお会い致しました。

挨拶を申し上げようとしたときに、先に女の子が大きな声で「こんにちはー」と、ご挨拶を下さいました。

その横でご両親はニコニコと微笑んでおられます。

子供さんの元気な挨拶は、いっぺんにその場の空気を明るくしてくれました。

過去に女の子とは、水子供養の法要でお会いしたことがあったと思います。

お会いした時に近しくお話をした記憶がございませんでしたので、余計に女の子からいただいた挨拶が、たまらなく嬉しくなりました。

ご家族との距離を、一足飛びで近しい関係に変えてしまう感じがいたしました。

あらためて女の子から挨拶の大切さを、しみじみと教わった気がいたしました。

ありがとうございました。

シャクヤクが綺麗に咲きました

蓮華堂の前のシャクヤクが咲きました。

蓮華堂への参道の入り口で白色のシャクヤクが可憐に咲いています。

シャクヤクは咲いている期間が短いと聞いています。

本堂の前のカタクリの紫の可愛い花が咲いています。

雨が降りますと、花が散りますので早い目にどうぞ。

蓮華堂の掃除の日

本日は女性スタッフのお二人が蓮華堂の中を綺麗に掃除して下さいました。

蓮華堂、絆縁堂、地藏堂のお掃除を10日ごとにお願い致しています。

傷んだお花を片付け、古いお供えも下げ、掃除機をかけていただいて、堂内が清々しくなりました。

水子供養にお越しの方々にご記入をいただきましたアンケートでは、堂内の良好な清潔感について過分のお褒めを頂戴致しました。

これらは女性スタッフお二人のご尽力です。

お二人には心から感謝申し上げたく思います。

これからも、この良き環境を継続致して参ります。

また、アンケートをご記入いただきました皆様には心より御礼申しあげます。

皆様におかれましてもお参りの際には、引き続きこの清浄な環境の保持にご協力頂きたくお願い申し上げます。合掌

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