蓮華堂七夕祭は、今年で8回目を迎えます。
蓮華堂にお参りの皆さんは、どなた様も参加していただけます。
参加ご希望の方は、蓮華堂内に用意された「南無地蔵願王菩薩」と書かれた短冊に、各々の願い事を書いてください。
七夕まつりといいますと、織姫さんと彦星さんの伝説を思い浮かべる人も多いのではないかと思います。
織姫さんは琴座のベガ(織女星)で織物を司り、彦星さんは鷲座のアルタイル(牽牛星)は稲作に励んでいました。
織姫と彦星は、恋におちて大切な仕事がおろそかになってしまったため、神様によって天の川を挟んで引き離されることになりました。
二人の落胆はひどく無気力な日々を送っていました。
困った神様は、仕事に励むことを条件に7月7日の年に1回だけ出逢うことを許しました、、とさ。
大まかには、このようなストーリーだったように思います。
このことから、願いが叶う日として7月7日が注目されるようになったようです。
中国には、裁縫仕事や機織りが上達することを願う「乞巧奠」お祭りがあったそうです。
毎年の7月7日の夜に、機織りに携わっていた女性達は針に糸を通して祈願をしていたそうです。
また、日本では古来より棚機(たなばた)と呼ばれる、乙女が着物を織って神棚(ここでは神様のために設けられた神聖な棚)にお供えをして豊作を願う行事があったそうです。
仏教と共に様々なものが日本に伝わりますと、古来の行事「棚機」は7月7日の夜に行われるようになったみたいで、この事があって七夕を「たなばた」と読むようになったという人もおられます。
奈良時代の宮中では、願い事を託した和歌を梶(かじ)の葉にしたためて、星に願いを捧げていたそうです。
梶の木は、神聖な木として神事にもよく使われていたそうで、家紋にも採用されていることから古くから日本人とは親しみのあった植物です。
家紋の図柄からも、短冊の形とは異なる平べったい印象の葉っぱですが、このような宮中の行事が短冊へと繋がっているのかもしれません。
織姫さんと彦星さんの願いが叶う7月7日ですが、七夕祭りは星に願いを届ける日として現代に引き継がれてまいりました。
蓮華堂七夕まつりに参加された皆さんの願いを書いた短冊は、ご祈祷をした上でお地蔵さまに奉納させていただきます。
東福寺霊源院の永代供養墓の施工でお世話になります。
(有)オフィス石太郎の柳田です。
令和4年4月より霊源院の隣りにある龍眠庵でも、永代供養墓と樹木葬の受付が始まりました。
龍眠庵は、霊源院竹内住職の師匠が住職を務めるお寺ですが、高齢のため竹内住職が法務のお手伝いをされています。
霊源院の永代供養墓と同様に、龍眠庵の樹木葬や永代供養墓をよろしくお願いします。