先日の暑い日の夕方、玄関の呼び出しチャイムが鳴りましたので出ますと若いご夫婦がお越しです。
暑い時ですので、玄関の中へお招きさせていただきました。
若い奥さんが、「○○家の孫です。」と元気よく自己紹介下さいました。
○○家といえば、私が修行道場を経て、お寺のお勤めを始めさせて頂いていた時に、毎月ご自宅へお参り(京都では月参りと言います)をさせていただいていたお家です。
僧侶として駆け出しの時に手厚くお迎え頂き、僧侶の何たるかを教えて下さった旧家です。
随分と高齢の奥さんがご主人の菩提を弔うと共に、お寺へも手厚くご厚志を頂戴致しておりました。
毎月お参り致しますと、後ろでお手合わせなさります緊張感が正面を向いてお経を読んでいる私に伝わってまいります。
丁寧なご接待を頂く喜びと共に、緊張感を持ってお勤めさせて頂いておりました。
優しい言葉と共に美味しいお茶菓子やお茶を頂き、僧侶としての有難さを感じさせて頂いたお家ですので今でも忘れることの出来ません。
今も続くご縁で若い世代の後継者のお家へお参りを継続させて頂いています。
只、このお孫さんにお会い致しましたのは初めてと思います。
東京からお墓参りにお越し頂いたとのことです。
まだお若くてハツラツとした対応に嬉しくなりました。
ご主人はおとなしい方の雰囲気でしたが、仲の良いご夫婦であることはひしひしと伝わって参りました。
お話しというのは、残念ながらお子さんのご縁に恵まれず、自分たちご夫婦のお墓のご相談でした。
ついてはそのお墓をおばちゃんやおじいちゃんのご縁のあるこのお寺で検討されているとのことでした。
それも後継者がいなくても安心して託せる永代供養墓を此方でご縁を頂きたいとのお申し出でした。
霊源院のホームページを何回か見させて頂いての訪問とのことでした。
本日はご縁が可能かどうかの確認を先ずはと思いお邪魔しましたとのことでした。
お世話になりました奥さんの面影が浮かび、嬉しいご縁を感じました。
勿論、霊源院はお待ち致していますので、正式なご縁を頂戴致しますとのお約束を致しお別れ致しました。
縁の繋がり、継続を感じ、嬉しいご訪問を頂けた日となりました。
霊源院では、永代供養墓の浄心壇や安養墓の受付をさせていただいております。
そして龍眠庵では、庵や円満の永代供養墓の他に樹木葬もご用意致しております。
霊源院と龍眠庵では、師匠の金子と共に私がお墓をお守りしながら法務をさせて頂いております。
先々は私の子供に継席させて、ご縁の皆さんの菩提を弔うと共に、お寺守りをさせて頂く心づもりです。
少しづつではありますが、龍眠庵の設備も整えております。
このお寺でご縁を頂き良かったとのお言葉をいただけるように整備致しております。
少しでも多くの皆さんにご縁をお繋ぎ頂きたく、心より願っております。
永代供養墓をお考えのお方様は是非、見学へお越し下さい。
お待ち申し御上げております。合掌