京都東福寺霊源院のお墓の豆知識

生前墓に適した永代供養墓の選び方

霊源院指定石材店のオフィス石太郎です。

最近は、新たなご夫婦のお墓として永代供養墓を検討される方が増えています。

本日、永代供養墓を予約いただいたご夫婦も、龍眠庵の永代供養墓を生前墓として選ばれました。

• 目次

• ①永代供養墓が夫婦の生前墓に選ばれる理由

• ②永代供養墓の特徴

• ③永代供養墓の主な種類

• 生前墓に適した永代供養墓とは？

• ①お墓を条件で選ぶ場合のポイント

• ②生前墓に適したお墓チェック

• ③まとめ

永代供養墓が夫婦の生前墓に選ばれる理由

1. 維持費が不要で後継者への負担が軽減されるため。

2. 子供が遠方に住んでいるため。

3. 墓じまいの心配がないため。

4. 他人との合祀を希望しないため。

ご夫婦が永代供養墓を生前墓に選ぶ理由は、永代供養墓の特徴から来ています。

永代供養墓の特徴

1. 永代管理で先々の維持費が不要です。

2. 寺院などの墓地管理者がお墓の維持を勤め、埋葬された方々を定期的にお供養いたします。

3. 墓地使用規程に定められた使用期限満了時に墓地管理者が墓じまいを行います。

4. 各家ごとの個別の納骨室のお墓を選べます。

永代供養墓といっても色々なタイプのお墓がありますが、まずは永代供養墓の種類を紹介いたします。

永代供養墓の主な種類

1. 墓石タイプ

2. 樹木葬・集合墓タイプ

3. 室内納骨壇タイプ

4. 合祀墓

• 合祀墓について

• 永代供養墓とは、個別の納骨室を備えたお墓を表す名称でした。

• 永代供養墓の人気が高まる中で、寺院などに建てられた合祀墓も永代供養墓というフレコミで宣伝が行われるようになりました。

• このような宣伝を目にする中で、合祀墓も永代供養墓の一種という認識が広がっているのが現状です。

• 最近では、合祀墓の周辺に木を１本植えたものを樹木葬として受付をしている墓地もあります。

生前墓に適した永代供養墓とは？

ご夫婦が仲良く埋葬されるお墓を希望される方には、墓石タイプ・樹木葬タイプ・室内納骨壇など個別の納骨室を設けたお墓をお勧めいたします。

いずれのタイプにするかは、お客様の好みでお選びいただければ良いと思います。

お墓のタイプについて特にこだわりのない方は、お墓のある場所や条件を踏まえて検討されるとよいでしょう。

お墓を条件で選ぶ場合のポイント

1. 墓地確保に必要な費用

2. 交通アクセス

3. 墓地の環境や雰囲気

4. 墓地内の施設・設備

5. 墓地管理者

候補のお墓が見つかりましたら、そこが生前墓に適しているかを考える必要があります。

生前墓に適したお墓チェック

1. 維持費が不要か？

2. いつまでも残るお墓か？

3. 寺院と良好な関係を築くことができるお墓か？

１．維持費不要なお墓について

今までの一般的なお墓では、定期的な墓地管理料の支払いが必要です。

この場合は、お墓を早く確保した分だけ余分な墓地管理料の支出が増えてしまいます。

ほとんどの永代供養墓は、墓地管理料を一括前納する永代管理を採用しています。

永代管理のお墓では、お墓を確保する時期に関わらず必要な費用は一定ですので、生前墓をお考えの方に適したお墓といえます。

２．いつまでも残るお墓について

永代供養墓の中には、あらかじめお墓の使用期限が決められているものも多くあります。

いつまでもその場所に残るお墓は理想といえますが、墓地を管理する上では難しい側面もございます。

使用期限が決められているお墓の場合は、使用期限をカウントする時期に注意をしてください。

お墓を確保した時から使用期限がカウントされる場合は、実際に埋葬をした際に残りの期限がわずかしか残っていないことも考えられます。

確保した時から使用期限が計算されるお墓は、生前墓に向いていないといえます。

使用期限が設けられているお墓の多くは、最後の方を埋葬した時点から期限の計算がスタートします。

最後の人を埋葬後から使用の期限を30年以上に設定しているお墓は、生前墓に適したお墓といえます。

また、後継者の希望で使用の延長手続きができるお墓は、より生前墓に適したお墓です。

霊源院や龍眠庵で受付をしている永代供養墓には、使用期限を設けておりませんので、墓石をいつまでも撤去することなく維持されます。

• 注意点

• これらの使用期限については、各墓地で定められた「墓地使用規程」を十分に確認してください。

• 墓地使用規程には専門用語が使われているなど、解り難いところもあるかと思います。

• お墓の存続に関する規程は特に重要な点ですので、曖昧にせずに納得するまで確認をしてください。

３．寺院と良好な関係を築くことができるお墓

新たにご自身のお墓の確保を検討している人の多くは、お寺との関係を持っておられないようです。

ご自身の葬儀や法事のことなどを安心して相談できるお寺があるに越したことはありません。

最近では、宗派を問わず檀家の条件のない受付をしている寺院が増えてまいりました。

もしものお葬式の際には葬儀社からも寺院の紹介はありますが、日頃から関係のある信頼できるご住職に葬儀の依頼をした方が安心です。

ご住職を招かずに家族だけでの公別式を希望する方もおられます。

このような人も、先々には気持ちが変わるかも知れませんので、いざという時に葬儀の相談ができる寺院との関係は全く無駄とはいえません。

生前にお墓を確保することが、寺院との良好な関係を築くきっかけにされている人が沢山おられるのも事実です。

まとめ

永代供養墓は、ご夫婦のお墓以外にも新たな家族のお墓として、ご先祖様を永代供養するお墓など、様々な用途に対応したお墓でもあります。

特にお墓の生前確保を検討されている方には、従来のお墓に比べて適した面を持っています。

これからお墓の確保をお考えの方の参考にしていただきましたら幸いです。

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