10月末から朝晩の寒さが厳しくなり、それでも日中は比較的暖かい日々が続いています。本日も朝は少しストーブの暖かさが欲しい気温となりました。それでも、10時を回りますと随分と温度が上がり、少し汗ばむ気配もある日となりました。
霊源院本堂前の紅葉、そして、東福寺通天橋の紅葉の色づきは3,4分の色づきかと思います。
今年の紅葉は艶があり、綺麗な紅葉を楽しめると10月末までは思い至っておりました。
しかし、ここに来て寒さが少し足踏みし始めているように感じます。
色づきも大事ですが、先ずは紅葉本来の艶のある色づきとなって欲しいと願っています。
世界中で極端な温度が報道され、自然の有り様に対する心配が多く伝わって参ります。
東福寺の紅葉も例外ではなく近年はその色づきが心配されることも少なくありませんでした。
しかし、今年の紅葉は艶があり、綺麗に紅葉が進んでいるように見受けられます。
例年と同様に11月の15日位から、艶のある色づきを楽しめそうです。
霊源院では、18日~30日迄は客殿を皆様へ開放致し、御朱印の特別授与を開催致します。
温かい番茶と東福寺名物の稲荷鮨も用意致し、皆さんのお参りをお待ち致しています。
霊源院のご朱印授与は皆さんがお寺との縁を深めて頂く機会との位置づけです。
霊源院が特別朱印授与を致しますのは、もちろん紅葉にて多くの皆さんがご参拝下さることが大きな理由であることは間違いありません。
しかし乍ら、私は朱印の授与は所謂、スタンプラリーの延長とは決して思っておりません。
朱印をご縁に先ずは本尊観世音菩薩とご縁をお繋ぎ頂き、敷居の低いお寺、霊源院との縁をより深めて頂く機会と捉えています。
その故に、番茶で皆さんにゆったり頂き、座禅、そして写経の体験をして頂きたくその用意も致しています。
お寺は観光が中心ではありません、先ずはそのお寺と縁をお繋ぎ頂き、住職と懇意になって頂き、朱印が縁ではありますが、自分にとって行きやすい、気楽なお寺ということを実感していただくことが目的です。
ご朱印へお越し頂きましたら、先ずは落ち着くお寺の中でゆっくり頂き、お寺はこれ程に「ほっと」出来る場所であることを実感頂きたく願っています。
どなた様もお待ち致しております。
昨年に永代供養のお墓でご縁を頂きましたお家にご不幸が出来、葬儀のご縁を頂戴致しました。
昨年に永代供養のお墓をご検討頂き、お寺への質問を含めお話しの機会を得ました。
その中で、遠方への葬儀にお越し下さる時は、費用の負担が重いでしょうかとの問い合わせを頂きました。
交通費は頂戴致しますが、お寺への葬儀の費用は京都市内にて行う葬儀の費用と同一で問題ないことをたまたまお話し致しておりました。
そして、今回残念なことですがご不幸があり、徳島迄、葬儀へお越し下さいますかとの問い合わせを頂きました。
勿論、有難くご縁を頂きますということで、徳島へ葬儀に行ってまいりました。
確かに、近くはありませんでしたが、車で十分に行ける所で、何よりも先ず、霊源院へそのご縁のお声掛けを下さったことが嬉しいことでした。
秋の清んだ空気の中、淡路島を抜けて、鳴門海峡で渦潮を拝見いたし、潮風を堪能致しながら徳島へ至り、無事に故人を送らさせて頂くことが出来ました。
ご縁を頂戴致した喜びを伝え、無事にお寺へ戻ることが出来ました。
お墓でご縁をお繋ぎ頂く大きなメリットは仏事に関する相談を遠慮なく、費用も含めご相談頂けることが大きなメリットではないでしょうか。
ご縁を頂いている皆さんはご遠慮なく、様々ご相談頂きたく思います。
そして、お墓をご検討中の皆さんは敷居が低く相談が致しやすいお寺という部分を忘れずに探して頂きたく思います。合掌