終活と永代供養墓

2022.12.20

京都東福寺霊源院のお墓のコラム

終活と永代供養墓

霊源院指定石材店のオフィス石太郎です。

最近は終活をしている人が増えています。

終活には3つの目的があるそうです。

①これからの老後生活を充実する。②自分の意志を家族に伝える。③遺産相続などのトラブルを避ける。

永代供養墓や樹木葬を生前確保されたお客様との会話の中から得た終活についてのアドバイスをまとめてみました。

これからの老後生活を充実する

安心した老後を過ごすためには、まずは健康が一番です。

今年から、龍眠庵で樹木葬や永代供養墓の受付をしていますが、お墓を生前確保されるお客様は、比較的スリムな体形の人が多いように思います。

旅行を趣味にされている人や、ウォーキングをしている人など、活動的な人が多いようです。

お客様との話を参考に、筆者も3か月前から一日に1万歩を続けています。

また、「年々体力が落ちてきているので、出来ることは早めにやっておきたい」と仰っしゃっていました。

先々に心配事を残さないのも、健康の秘訣みたいです。

充実した老後生活については、それぞれに理想があると思います。

他の人と比較をしたり、マネをしたりする必要はありません。

皆さんに共通していることは
  1. 体が動かなくなるまでの期間が、できるだけ先になるように体調を整えておく。

  2. 何をしておく必要があるかをまとめてみる。

  3. 何がしたいかを考えてみる。

充実した老後の準備については、特別なことをしている人は少ないのではないかと思います。

なかなか実行しにくい場合は、書きまとめたものを誰かに話してみるのも良いかも知れません。

自分の意志を家族に伝える

終活を始めるだけで、家族は何かを感じるのではないかと思います。

家族も興味を示しますので、老後の話などが自然にできる雰囲気になるようです。

ご自身で出来ることはありますが、家族に託さなければならないこともあります。

過度に子供に遠慮しながら話をすると、ついついボタンを掛け違って話がおかしな方向にいくこともあります。

特に、お墓のことや、ご先祖様の供養のことなどは、ついつい後回しになってしまいます。

今ままでお寺との付き合いがなかった人は、よくわからないことが多いと思いますので、子供への説明が億劫になってしまいます。

龍眠庵で永代供養墓や樹木葬を確保された方々の表情を拝見いたしますと、ほっとされているように感じます。

このことから、お墓のことで不安を持っている人が多いのではないかと思います。

お墓やお供養は、子供に託す必要がありますので、まずはご自身の頭の中を整理しておく必要があります。

頭の中を整理するには
  1. どのようなお墓があるかを調べる。

  2. どのようなお供養があるかを調べる。

  3. 安心して相談できる相手を見つける。

生前に準備を始めることで、モヤモヤしていることが少しずつ晴れるのではないかと思います。

また、安心して相談できるお寺のご住職との出会いは、仏事のプロとしての心強い存在になると思います。

遺産相続などのトラブルを避ける

遺産相続のトラブルを避けるためには、遺言書の作成が有効になります。

遺言書は、自筆での作成も可能ですが、要件を満たさないと無効になることがあります。

プロの指導も兼ねて公証人役場に相談をして、公証人に作成をしていただくのが確実です。

子供達のためを思って残しておいたお金が元で、思わぬトラブルになるのは不幸としかいえません。

まとめ

筆者は、終活の専門家ではありませんので、お墓や仏事を通じて得た終活の経験談しかございません。

しかし、お墓や仏事については、多くの方々が苦手な分野なのではないかと思います。

永代供養墓の受付を通じて、お客様とは墓じまいの相談を沢山いただきました。

墓じまいの際の先方のお寺への対応に不安をお持ちの方も多いように感じます。

もしも、お墓のことでお悩みの事がありましたら、遠慮なくご相談ください。

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