お墓を確保したが気分がすぐれない

2023.02.02

京都東福寺霊源院のオフィス石太郎日記

お墓を確保したが気分が滅入って・・・

東福寺霊源院指定石材店のオフィス石太郎です。

先日、東福寺龍眠庵の樹木葬のご成約をいただいたお客様と文字の打ち合わせをしていた時のことです。

「自分達のお墓を確保したのは良いが、何となく滅入ってしまって・・・」

「えっ!?何かあったんですか??」

何か問題でもあったのかと思って、お客様にお尋ねしました。

 

死について考えるタイミング

心配になってしまい、詳しい話をお聞きしました。

お客様の話によると、「自分自身が入るお墓か・・・」と、自分自身の死についてアレコレ考えているうちに気分が滅入ってしまわれたようです。

昨年、筆者も生前墓を確保しました。

筆者の場合は、何となく一つのことを成し遂げたような気分でした。

お客様と話をしているうちに、筆者の友人のことを思い出しました。

友人は、脳梗塞で暫く入院をしていました。

手に多少の不自由はあるようですが、今も自営で仕事をしています。

大病をすると死について色々なことを考えることが多くなるようで、彼と話をしていると、偉いお坊さんと話をしているような気持ちになることがあります。

また、筆者より少し先輩達とは、「あまり長生きはしたくないよな~」などの話になることがよくあります。

諸先輩との話の最後は、「元気なうちにやりたいことをやっておかないと・・・」と、いつもこんな感じです。

お墓を確保したことで、死について考える機会が巡ってくることもあるように思いました。

終活をしなければ・・・

筆者宅のトイレには、日めくりカレンダーがぶら下がっています。

その中に、「人生の中で今日が一番若い日」という1ページがあります。

初めて見た時は、なるほどと思いました。

私の部屋には、本当に沢山の不要なものがあります。

何度か、これらを処分しようと思いましたが、面倒くさくなってしまい手つかずの状態です。

終活関連については、ほとんど家内に任せっきりです。

特に預貯金や生命保険などについては、家内がいなければ見当すらつかない状態です。

もしも、これら全てを自分一人でしなければならなくなったら、想像すらできません。

お客様と話をさせていただいたことで、あらためて死について考える機会をいただきました。

唐突に、預貯金や生命保険などについてアレコレ尋ねても家内には不審がられるだけのような気がします。

「終活を始めてみようかな~♪」という軽いノリで、人生で一番若い日にスタートしたいのですが・・・。

 

 

やっぱり面倒くさいです。

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