東福寺霊源院指定石材店のオフィス石太郎です。
本日は、1件のお客様に東福寺龍眠庵の永代供養墓のご予約をいただきました。
昨年、ご主人様を亡くされて、奥様とお嬢様夫婦でご見学をいただきました。
今月に一周忌を予定されているとのことで、「そろそろお墓を・・・」というお気持ちでご見学にお越しくださいました。
永代供養墓をご予約いただきまして、誠に有難うございました。
仏教徒の方は、ご葬儀の後に初七日という法要があります。
その後は、二七日、三七日といわれるように、七日ごとに法要が続きます。
七週目には、四十九日(七七日)がありますが、四十九日を終えると忌明けを迎えます。
一般的な習わしとしましては、忌明けが過ぎますといつご納骨をされても良いといわれています。
寺院の境内にお墓のあるご家庭では、本堂で四十九日の法要を済ませた後に、墓前に移動をして納骨される方が多いように思います。
お墓の無い場合は、墓地を探すところから始める必要があります。
実際には、四十九日までのお墓を建てておくことは難しく、一周忌や三回忌などの法要の時期を視野に入れて建墓計画をされる人が多いようです。
複数名の方が入るお墓は全て合祀墓といって、家族ごとに建てる代々のお墓も合祀墓になります。
本章では、合祀墓の中でも寺院などが管理する不特定多数の人を一緒に埋葬する合祀墓での説明させていただきます。
寺院などが納骨を受付けている合祀墓は、墓石の製作や工事などの必要がありません。
すぐに墓地管理者と打ち合わせをして、納骨の希望などを決めることができます。
最近は、葬儀式をされない家族もおられるようで、四十九日法要にこだわることなくご納骨をする場合もあるようです。
室内墓地とは、納骨壇などと呼ばれる各家個別の納骨室を建物内に設置したお墓です。
納骨堂や霊廟と呼んでも間違いではありませんが、従来からある納骨堂の多くは上記の合祀墓に近い形での埋葬が主流です。
室内墓地の場合も、すでに施設が出来ていますので、希望の墓所が見つかりましたら比較的すぐに納骨をしていただけます。
多くの人は自宅にご遺骨を保管して、ご納骨までの期間を手元供養をされています。
手元供養用品の充実に伴い、手元供養とは遺骨の一部のみを供養する方法と思われているようです。
全ての遺骨であっても自宅などに保管をして、故人様のお供養をすることも手元供養といえます。
お仏壇のある家では、お仏壇の前に置く経机などを利用してご遺骨を保管されています。
お供養の具体的な方法については、ご葬儀をして下さったお坊さんに尋ねてください。
事情があって自宅にご遺骨を保管できない人は、葬儀をしてくださったお寺や、埋葬する予定の墓所などで、一定期間預かっていただける場合があります。
この場合は、ご遺骨を保管していただく費用が別途必要な場合もあります。