永代供養墓、4月のご回向を致しました。

2023.04.28

永代供養墓、4月のご回向を致しました。

過日、お墓にて4月登録の永代供養墓の回向を致しました。

ご報告申し上げます。

3月に永代供養墓の回向を致しました時は、彼岸明けにも関わらず寒く感じましたが、今回は爽やかな風を感じてご回向を致すことが出来ました。

真夏の暑い中での回向は勿論に厳しく辛い所がありますが、寒い時のご回向も中々に厳しいです。

今月を含む、4月、5月、6月のお墓回向は安楽に勤められる季節となります。

先日までは雨が多く続きお墓参りも行いにくい天気でしたが、ここの所は春の日差しが溢れる程に続き、お墓でご回向を致していますと、お墓参りの皆さんが平日にも関わらず、途切れることなくお越しになられます。

ご回向の合間にお墓参りの皆さんとご挨拶を致しますが、永らくお会いできておりませんでした皆さんともご挨拶を致すことが出来、ご回向を致しました満足と共に、喜びを感じる一時となりました。

ご存知のように霊源院の墓地は広いので、多くの皆さんとご縁が頂戴出来ております。私が霊源院の前の住職、金子の弟子になりこのお寺にお世話になりました頃は、それなりにお墓もあり、お参りの皆さんは勿論おられましたが、その頃のことを思いますと、今は本当に嬉しくいなる程に多くの皆さんがお墓参りにお越し下さっています。

そして、ご家族の皆さんでお参りにお越しになるのが多いのも最近の様子です。

お墓参りにお越しになられ、先ずはお墓掃除を念入りに皆さんなされ、その後はお墓の前にしゃがまれ、ご先祖、大事な故人と墓石の前で、語り合っておられるお姿を拝見いたしますと、お墓の意義の議論、或いは墓じまいが話題になっている最近の傾向を忘れてしまう程です。

しかし、過日の新聞でも語られていましたが、そんなに遠く無い時期に日本の人口が半減致し、人口の1割が海外の外国人となる可能性が高いとの統計報告を見ますと、このお墓参りの景色が何時迄続くか少し心配になります。

都市、郡部の違いなく「墓じまい」は進行いたし、お寺の存続自体が危ぶまれるお話しも多く聞きます。

心配な状況は変わりませんが、永代供養墓等も含め、お墓の形態の変化はあっても、大事なご先祖、大事な故人へ会いに来れるお墓はこれからも続いて欲しいと切に願います。

私の息子二人もこれから、霊源院、龍眠庵をお守り致してまいります。

彼らがこれからの時代と、どのように対応し、どのようにお守りを致していくかは想像出来ぬところも多いのですが、先ずはご縁の皆さんと大事な故人、先祖が繋がっていって下さることを念頭に、お寺守り、お墓守りに専念、努力を致してもらいたいと希求致しています。

それには皆さんのご協力も又、欠くことは出来ません、何卒、霊源院、龍眠庵のご縁の皆さんのお力添えもお願い致したく、宜しくお願い申し上げます。合掌

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