永代供養墓の役割

2023.06.05

京都東福寺霊源院のお墓のコラム

永代供養墓の役割について

東福寺霊源院指定石材店のオフィス石太郎です。

東福寺霊源院では、平成15年より永代供養墓の受付をしています。

今では600件弱のお客様にお求めいただきました。

今までのお墓の選び方

お墓には、代々墓と呼ばれる家族墓や、夫婦墓・個人墓のような人数制限のあるお墓、合祀墓のような墓地管理者が管理するお墓があります。

今までは、後継者の有無や承継の希望の有無を確認してからお墓を選ぶ必要がありました。

お墓といえば家族墓をイメージする人が多いと思います。

後継者の有無や経済的な理由などで「我が家はお墓を建てることができるか?できないか?」がお墓を選ぶ判断をしていた時代が長く続いてきたのではないかと思います。

また、お墓を建てる際には家族も含めて相応の覚悟が必要でした。

家族にとって大切な場所を守る覚悟をもつことで、それぞれが自覚を養ってきたのかも知れません。

家族墓か夫婦墓か

永代供養墓をご成約いただきましたお客様を大きく分けると家族墓を希望する方と夫婦墓をお考えの方に分かれます。

先に述べました既存のお墓では、家族墓は後継者が承継することが大前提にありました。

また、後継者のおられないご夫婦は、夫婦墓か合祀墓を選ぶ必要がありました。

既存のお墓では、これから建てようかと考えるお墓の使途を事前に決めておく必要があります。

核家族化では、離れて暮らす後継者が先々にどのような状況になるかは予測できません。

家族墓を希望する人は、このような賭けのような状況の中でお墓を選ぶことになります。

東福寺霊源院の永代供養墓は、夫婦墓・家族墓の枠に縛られないという特徴があります。

家族墓を希望する方は

東福寺霊源院の永代供養墓を希望するお客様は、合祀を希望ではありません。

家族墓を希望するお客様は、後継者がおられるお客様や、未婚のご子息がおられるお客様もおられます。

今の核家族の時代では、「後継者がいる=家族墓」という安易な判断ができません。

ご子息にお墓について相談をしても、先々が不透明なため返答に困るのが現状だと思います。

東福寺霊源院の永代供養墓は、永代供養料を追加することで人数制限なくご使用いただけます。

先々の使用については、その時々の後継者の意思に委ねることができます。

永代供養墓では、家族墓として引き続きの使用の有無は、その時に子孫が判断していただいても支障はありません。

「墓じまい」の必要がありませんので、先々においても既存のお墓のもつ不安からは解放されるのではないかと思います。

夫婦墓を希望する方は

東福寺霊源院で夫婦墓を希望するお客様の多くは、半永久的に残るお墓という特徴を支持していただいています。

夫婦墓の中には、事前に使用年数が決まっているものが多く、この場合は使用期限が満了になりますと合祀されます。

東福寺霊源院の永代供養墓は、永代管理を採用していますので、墓地管理料未納による墓石撤去の心配がありません。

後継者のおられないご夫婦は、いつまでも残るお墓として安心してお墓を建てていただくことができます。

人数制限なく使用いただけますので、もしも先々に状況が変わることがあった場合には、家族墓への転換も容易です。

永代管理のお墓は、将来の分までの墓地管理料を前納しますので、早く申し込みをした場合でも余分な管理料が加算されることがありません。

この様な永代管理のお墓という特徴を活かして、生前にお墓を確保するご夫婦が増えています。

  • 有限会社 オフィス石太郎オフィス石太郎
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