永久墓とは?-いつまでも残るお墓

2023.06.10

京都東福寺霊源院のお墓のコラム

永久墓とは?

東福寺霊源院指定石材店のオフィス石太郎です。

東福寺霊源院では、2003年より各家ごとの個別に埋葬する永代供養墓の受付をしています。

霊源院の隣りにある東福寺龍眠庵では、2022年5月より永代供養墓樹木葬の受付が始まりました。

霊源院や龍眠庵の永代供養墓は、永久墓として墓石の寿命がくるまで寺が維持管理するお墓です。

永久墓は、合祀墓と違って我が家のお墓として個別の墓石に納骨していただけます。

少子化の中で沢山の方々からご支持をいただいています。

永久墓とは?

永久墓については、墓石のデザインなど様々な形のお墓があると思いますが、基本的な構造は今までのお墓と変わりません。

墓碑や納骨室は、各家ごとに設けられていますので、既存のお墓同様に我が家のお墓としてご使用いただけます。

永久墓に類似したものとしては、戦国武将などの著名人のお墓があります。

故人様の生前の功績によって、子孫の方々から依頼を受けることがなくても、代々の住職がお墓の維持管理をしています。

永久墓の条件は?

永代供養墓の多くは、お墓が維持される期間が定められています。

お約束の期間が満了すると墓石は撤去されて、土に還らなかったご遺骨は合祀されます。

永久墓では、墓石が風化するまでお墓は維持管理されますので、ほぼ無期限といえます。

そのため墓地管理者は、永久墓に適合した規程を設けています。

永久墓の条件として、主だった規程や特徴を紹介させていただきます。

永代管理であること

永代管理では、先々の墓地管理料を前納いたしますので、管理料未納による墓地使用権の取り消しがありません。

有期間の永代供養墓では、「墓石を維持する年数×年間管理料」で永代管理料を計算しています。

永久墓では、年数が無限大になってしまいますので、多くの場合は50年分の管理料として計算をしています。

ただし、50年以降もお墓の維持管理は継続いたしますので、ご安心ください。

墓石の修理義務について

少子化が進むにつれた、後世まで墓石の維持を継続することが難しい時代になりました。

永久墓では、墓石の修理を墓地管理者が行います。

既存のお墓と違い、永久墓では各家の墓石の所有者は墓地管理者(寺院など)になります。

類似した例としては、お寺の境内に建つ合祀墓があります。

地震などで墓石が損傷した際には、墓地管理者は使用規程や管理規程などで約束された内容に基づいて墓石の修復を行います。

墓石の修復後は、墓地使用者(お客様や子孫)に修理費の請求はありません。

同時に、墓じまいの心配からも解放されます。

先々までの墓石の扱いやお供養のことを明確に規定することで、合祀墓の安心感と個別のお墓の満足感を両立しています。

永代供養であること

いつまでも墓石が維持されることは、これからお墓を造ろうと考えている人にとって、とても心強いのではないかと思います。

また、核家族が当たり前の時代になりましたが、離れて暮らす家族にとっても大切な場所がずっと残ることになります。

ご家族のお供養と並行して、寺院でも故人様のお供養を継続して勤めるのが永代供養です。

少子化の時代ですから、先々にお墓参りをする家族がいなくなっても、寺院はお供養を継続いたします。

墓石が残っていても、どなたもお参りをする人がいないと、多くの方々は寂しく感じるのではないかと思います。

永久墓の条件として、永代供養は必ずしも必須条件ではありませんが、残されたご家族にとっては大きな安心につながると思います。

人の行き来する場所に建ち、寺院によって定期的なお供養が勤められますので、永代供養のお墓は少子化の時代に適したお墓といえます。

まとめ

これからお墓を建てようかとお考えの方にとって、永久墓は様々な不安の解消に貢献いたします。

ただし、合祀墓は多いのですが、個別のお墓という形態の永久墓は全国的にみても数が少ないのが現状です。

そのためか、東福寺霊源院や龍眠庵には、他府県にお住いの方々がご見学にお越しです。

徐々に残り区画数も少なくなってまいりましたので、永代供養の永久墓をご検討の方は、是非お問い合わせください。

  • 有限会社 オフィス石太郎オフィス石太郎
  • 担当 柳田 貴人
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