東福寺霊源院指定石材店のオフィス石太郎です。
霊源院の隣りにある東福寺龍眠庵では、2022年5月より永代供養墓と樹木葬の受付が始まりました。
本日も、1件のお客様より樹木葬のご予約をいただきました。
先日は、1件のお客様が永代供養墓のご見学にお越しくださいましたが、お墓の移転を検討されていました。
永代供養墓は、少子化の時代にも適応するお墓として生まれました。
永代供養墓は、名前の通り埋葬された方々の永代に亘るお供養が約束されたお墓です。
東福寺龍眠庵では、期限を設けない永代管理を採用していますので、墓石が朽ちるまで寺が維持管理を継続いたします。
後継者の有無に関わらず墓石が保存されることが、永代供養墓の大きな特徴といえます。
お墓をご見学のお客様と話をさせていただく中で感じることですが、多くの方々は「墓じまいのいらないお墓」を求めておられるようです。
郷里のお墓より改葬(ご遺骨の移転)を検討していて、ご見学にお越しのお客様が多いことからも分りますが、最近は「墓じまい」されるお墓が増えています。
先日、東福寺龍眠庵墓地にご見学のお客様は、「お墓を探し始めたところで何もわからなくて・・・」ということでした。
お客様の要望を整理させていただきますと、一番は「この先ずっと墓じまいの心配をしなくてもよいお墓」ということになりました。
「これから他のお墓も見学したいと思います」とのことでした。
「最終的にお墓はどのようになるか?」
「誰が墓じまい作業を行うかのか?を必ず確認してください」
などの、チェックポイントのアドバイスをさせていただきました。
新たにお墓の確保を検討しているお客様の多くは、日頃付き合いのある寺院がない人が多いように感じます。
核家族の方々が多いため、実家が付き合う菩提寺とは距離を感じているのだと思います。
また、自身のご子息も遠方に暮らすなど、先々のことを考えると利便性のよい寺院との付き合いを選ぶのが現実的とお考えのようです。
このようなことから、寺院との付き合い方やお供養については「あまりよくわからない」と思っている方々が、お墓の見学にお越しです。
ご見学の際には、東福寺龍眠庵の永代供養を中心としたお供養についての説明をさせていただいております。
「立派な本堂ですね」と仰っる方は多いのですが、法要についての詳細な質問をされるお客様はあまりおられません。
時間のあるお客様には、一周忌や三回忌などの本堂を利用した法事の説明などもさせていただいております。
説明を聞いたお客様からは「法事ってもっと大変なイメージがあったのですが、費用もそんなに掛からないんですね」等の感想をいただくことがよくあります。
東福寺龍眠庵では霊源院と合同で、毎年9月の秋彼岸期間中の日曜日に、総回向法要という合同法要を勤めています。
永代供養墓を確保いただいたお客様の件数に比例して、法要に参加されるご家族が年々増えています。
今まで、お寺の行事などに参加されたことのない方々には、法要の雰囲気までお伝えすることができません。
総回向法要への参加や、本堂での法事を実際に経験された人でしたら、駅から近い利便性も含めた龍眠庵の良さを分かっていただけるのではないかと思います。
少子化の中では、せっかくお墓を建てても先々に不安が残ります。
だからといって「他の方々と一緒のお墓は嫌だ」と、お考えの方もおられます。
永代供養墓の多くは、東福寺龍眠庵のように各家ごとのお墓に納骨していただけます。
また、ほとんどが永代管理を採用していますので、お約束の期間は墓地管理者が墓石の維持管理を行います。
永代供養墓の中でも、永久墓と呼ばれるお墓は無期限にお墓の維持管理が行われます。
墓じまいを心配する方々には、永代供養墓をおすすめいたします。