永代供養墓のお墓のご縁を頂いて、まだそれ程の時間が経っていないお方様、しかし、お寺の法要の行事には欠かさずお越し下さるお家です。奥様を亡くされ納骨を致し、ご主人が折に触れ頻繁にお会い頂く程に、お墓参りにお越し下さるお方様です。
お電話を頂き、「海外勤務の息子家族が帰国致しますので、お墓参りを致しました後に、客殿で家族そろって食事をと思いますが」とのお問合せ。
歓迎です、お待ち致しておりますとお伝えいたしました。
本日、ご依頼のご主人、息子さんのご家族がお越し下さり、お墓参りの後、客殿にお上がり頂き、出入りの料理屋さん「高澤」の料理を召し上がって頂きました。
私の寺務室へ届きます程の弾んだ会話が聞こえてきました。
通常、法事の後に料理屋さんへお越しになり、食事を召し上がられ、近親の絆を確認なされるのはよくあります。
しかし、何より嬉しいのは、お寺で法事をなされ、その後引き続き、客殿で皆さんが食事をなされ、その日の法事の「故人」のお話しで盛り上がり、何より、お越しの皆さんの距離が縮まっていることを感じました時は本当に嬉しいです。
お寺の施設を出来る限り改良致し、皆さんがここのお寺とご縁が出来て良かったと思っていただきます様努力を致して参りました。
お陰様で、法事の後の食事をお寺の客殿にて召し上がられ、歓談なされるお家が霊源院、龍眠庵はとても多くなりました。
嬉しいことです。
寒い時、暑い時、皆さん故人のご回向を致している時は、踏ん張って故人へ向かい合掌下さいます。
その法要が終わり、故人が繋げて下さったご縁でお集まりの皆さんが一つになって食事をなさっている姿を拝見致しますと、「法事」の大切さの一部を感じる所です。
これまでは、ご縁の皆さんが当たり前に故人の終の住処であるお墓を、そして、皆さんの心の拠り所として大切にお守り頂いてまいりました。
しかし、少子高齢化が現実となりました近年は、後継者がいなっくても心配のない「永代供養墓」、そして「樹木葬」、「合祀墓」等への御希望が当たり前になって来ました。
社会情勢の変化で、大事な故人の弔い、お守りはこれからも、驚くほどに変わっていくことは止めようがないと思います。
しかし、お寺はお預かり致しているお墓は当然にお守り致し、元気でお暮しの皆さんの「心の拠り所」たるという志にはいささかも変わりはありません。
このお寺は「私たちのお寺」という気持ちを皆さんにお持ち頂き、より「近しく」お寺にお寄り頂きたく願います。
永代供養墓でご縁のお宅から、13回忌の法要のご依頼を頂き、京都の北の奥の「京北町」へ行ってまいりました。
厳密には、現在は京北町ではなく右京区京北なのですが。
しかし、福井県へ行く道の手前になりますので、右京区とはいえ、やはり、かなり京都の北となります。
お家へ着きますと、可愛い犬が迎えて下さり、故人の13回忌を無事に完了致しました。何時もご丁寧に対応下さることに心より「謝意」をお伝え致し帰路につきました。
帰りに、綺麗な緑を見ながら、道の駅「ウッデイ京北」という道の駅によりました。
この地で農産物を作っておられる皆さんの野菜が美味しそうでしたので、随分と多く購入させて頂きました。
寺に戻り、和え物、サラダ等、野菜をたっぷり頂きました。
町で頂く野菜と違い、濃い「野菜」の味を堪能させて頂き、良き一日となりました。
皆さんも、京北へ向かうことが御座いましたら、是非、綺麗な緑と共に寄って見て下さい。合掌