暖かく、羨ましいお話し。

2023.10.15

暖かく、羨ましいお話し。

10月の声を聞きましたら、途端に冬の入り口がやって来ました。

近年によく聞く言葉、「日本の四季が無くなりました」、本当に今年の季節の移り変わりはそれを実感致します。

あの、考えられないくらいの猛暑がが9月迄続き、10月も未だ、暑いかなと思っていましたら、急降下で冬の寒さがやって来ました。

不満を申しても、急に環境を元に戻すことは出来ません。

しかし、環境保持の為、「何とかせねば」という気持ちだけは持ち続けねばなりません。

さて、永代供養墓へお参りのご家族の方々と、玄関前にてお会い致しました。

日頃のご支援に感謝を申し上げ、世間話を少し致しました。

今日は娘さん3人、そして、高齢のお母さんとご一緒にお亡くなりの御主人のお墓参りにお越しになられたとのこと。

娘さんのお一人が「猛暑で中々、お参りに来れませんでしたが、やっと、お墓参りが叶いまして、母も喜んでいます」とのこと。

娘さん三人で車いすを用意致し、お母さんの両脇を支えておられます、お子さん方の高齢のお母さんを敬い、大切になされている思いが暖かく伝わって参ります。

私も、買い物へ行くところでしたので、山門の脇迄、娘さんたちと歩きながらお話をさせて頂きました。

山門を降りたところで、お母さんを優しく、車いすへ乗せられましたので、「これから車でお帰りですか」とお尋ねいたしますと、「いえ、これから母とみんなで旅行へ行きます」というお言葉。

本当にお母さんを大切に想い、女性独特の深い優しさが伝わり、嬉しく、又、羨ましい思いとなりました。

お母さんにとって思いで深いことの一つとなられると確信致しました。

これから、更に涼しくなります、又、是非、娘さん方と共に御参りへ元気にお越し頂きたく願います。

ドキッと致す言葉に巡り会いました。

過日の朝日新聞、一面の右端に小さいスペースですが、毎日「折々のことば」というコーナーがあります。

その時、その時代の名前の知られた方々の心に残る、素晴らしい言葉を紹介下さるコーナーです。

毎回興味深く読んでいますが、今回の言葉は「ドキッと胸に刺さってきました」。

「企(つまだつ)者は立たず、跨ぐ(またぐ)者は行かず」という言葉です。

爪立ち伸び上がる者は立ち尽くせず、大股で歩く者は長く歩き続ける出来ぬという戒めの言葉だそうです。

自分を見せびらかす人も自分が常正しいと主張する人も物事は見えていない。

余計なもの、無用のもの、そんな「贅肉(こぶ)」なものに拘っているからだと古代中国の賢者は言う「老子」。

そのまま、お伝え致しました。

自分に思い当たるところが多々ありましたので、ドキリと致しました。

普段、見ないように致していたのかもしれませんが、間違いなく自分にむけられた言葉でした。

部屋の見やすい所にピン止め致し、折に触れ読み、自戒と致しています。

良き言葉に出会うのも又、「良きご縁」なのだという事を改めて思いました。

先にも述べましたが、涼しくはなりましたが日中はまだ、暑い日もあり、世間ではコロナと共に強力なインフルエンザが流行の気配です。

どなた様も十分に健康管理に配慮なされ、今年の残り3か月を無事にお過ごし頂けます様、祈念申し上げます。合掌

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