11月の声を聞きながら、お天気は夏の暑さの残りを引きずりながらの日々が続いていました。 11月でこの暑さではと不満を申しておりましたら、途端に真冬の気配の温度に近づき、震える日々の到来です。当に「ジェットコースター」の温度差です。
今朝は慌ててストーブ全開です。
体調が万全でないお方は十分に御注意致し、日々をお過ごしいただかなくてはいけません。
本日、水子供養へお越し頂いた大阪のご夫婦も開口一番、「今日は寒いですねー」のお言葉が飛び出しました。
ご存知のお方もおられるとは思いますが、私は長野県の安曇野市の出身です。出身地をお聞きになられますと大方のお方様は寒い所の出身でらっしゃるから、寒さにはお強いでしょうとおっしゃいます。ところが私は人一倍に寒さに弱く、冬はとても辛いシーズンとなります。
おそらく寒い所は「暖房設備」が手厚いこともあり、寒さに弱いのかもしれません。
只、何より、長野は寒い所であることは確かですが、京都に長く住み思うことの一つに、京都の寒さは他の寒い所に決して引けを取らぬということです。
それは一つには「底冷え」という厳しい寒さがあるからかもしれません。
何れにしましても、これから暫くは厳しい寒さに向かうことは確かです。
耐えるシーズンの到来が直ぐそこまで来ています。
さて、我が家には7才になる犬、シーズーですが愛犬がおります。
可愛くてたまらないのですが、「犬は飼い主に似る」という言葉を実感致しています。
自分の恥になりますので「性格」も似ていることは内緒ですが、寒さにまで弱いことが似ていることにびっくりです。
朝起きますとぶるぶると震えていますので、ストーブをつけてやります、すると、毛が焦げそうなくらいな距離でストーブに寄り添っています。
かの歌にあります、「犬は喜び、庭駆け回る、猫は炬燵で丸くなる」の言葉が笑えてくる寒がりです。
家の中で暮らす犬の有り様かと諦めてはいますが、それでも急激な寒さは、犬も、私も堪えていかねばなりません。
これから東福寺は紅葉のシーズンとなりますが、この寒さが紅葉の色づきにどのように影響致していくのでしょう。
少しずつ紅葉狩りの皆さんも増えてきていますが、今年も多くの皆さんに通天橋の色鮮やかな紅葉を味わって頂きたいと願います。
それでも、人の賑わいは今年も少なめなような気が致します。
コロナもお収まりつつあります、来週は多くの皆さんにお越し頂き、紅葉狩りをお楽しみいただきたいものです
合祀墓(個別のお墓ではなくて、皆さん(故人)が共に埋葬頂くお墓)にて随分と前にご縁を頂いたお方がご遠方から親族の皆さんと13回忌のお勤めに、お寺へお越し下さいました。
前回、お目に掛かりましたのが7回忌ですので、5年ぶりとなります。
その間、お墓参りにはお越し下さっておられたようですが、私はお目に掛かっておりませんでした。
今回13回忌のご依頼を頂き楽しみにお待ち致しておりました。
個別の永代供養墓、通常墓はお墓主さんと比較的密にお会いできるのですが、遠方で合祀墓ということで中々お会い致す機会も限られておりました。
それでも、ご遠方から日時を調整頂き、皆さんでお越し下さいました。
お目に掛かりますと、変わらぬ様子でお元気な皆さんにお目に掛かることが出来ました。
お墓をご縁にお付き合い頂いている皆さんですが、懐かしく、そのお元気な様子に嬉しくなりました。
お越しの皆さんからもお会い出来た喜びのお言葉を頂き、お寺をお守り致している喜びを感じる日となりました。
私も年齢を重ね、次の世代へお寺のお守りを繋ぐ時期が近いことは感じていますが、若い世代と共に、このような有難いご縁が長く続きますことを、心から願うことでした。合掌