今年も一年お世話になり、有難う御座いました。

2023.12.25

今年も一年お世話になり、有難う御座いました。

気が付けば今週で今年も終わりとなります。

日々の過行く速さは年末に限らず、一年中に嘆きとして、私自身は当然に、檀家さん、永代供養墓にてご縁を頂いている皆さんからお聞き致すところです。

それでも、年末を控え、新年が近づいて来ますと、その想いはより一層に強く迫って参ります。

そして年齢を重ねるに従い、時の経つ速さへの嘆きと共に、自分に残された時間を否応なしに想像致すこととなります。

それに伴い、今年も無事に一年を過ごすことが出来ましたことへの「感謝」の気持は年を重ねるに従い厚くなって来ています。

霊源院の住職を拝命致し既に、30年以上の月日を重ねて参りました、若い頃は多くの皆さんがそうであるように、私も前ばかりを見て「がむしゃらに」、日々を過ごしてきたように思います。

近年はお寺の運営に関わる皆さんのご尽力、そして、檀家さん、永代供養墓の皆さん、更には水子供養にてご縁を頂いている皆さんのお陰にて、お寺の運営も順調に推移致し、皆さんとご縁を頂く中で「お寺守り」の甲斐も又、充実致し日々の運営に関わらせて頂いております。

これは須らく、先に申し上げましたように、お寺を通してご縁を頂いています皆さんの「お陰」です。

一年の終わりを前に本当に支えて下さっている皆さんの有難さを心から身に染みて感じています。

皆さんから頂戴致している、お気持ちに報いる為にも、霊源院、龍眠庵共に皆さんの心の拠り所となるように、より一層に工夫を致し、お守り致さねばと改めて想うことです。

そして、皆さんのお寺への安心感がこれからも続いて行くように、後継者たる二人の息子を指導いたし、道筋をつけて行かねばと、此方も心新たに想う所です。

新しく巡りくる年が私にとっても、ご縁の皆さんにとっても良き歳になりますことは当然に祈念致す所ですが、年の瀬に思う感謝の気持ちを忘れずに新年を迎えなくてはならぬと誓うところです。

本当に今年も一年有難う御座いました。

来る年も何卒、宜しくお願い申し上げます。

歳を重ねて思いますこと。

過行く日々の速さと、皆さんへの感謝のお気持ちを先にお伝え致しましたが、此方も多くの皆さんが感じる所かとは思いますが、年齢を重ね、体力、気力も又、少しずつ減退致して来ています。

特に、お寺の掃除が若い時は、どれ程に忙しい時も何とかこなしておりましたが、最近はお寺の中の掃除、外の掃き掃除もシルバー人材センターの皆さんのお助けで何とか回っています。

暑い時も、寒い時も、集中致し出来ていたことが出来なくなってきています。

此方も又、よくお聞き致すお話しなので、今更という所はあるのですが。

さて、禅の言葉に「一行三昧」(いちぎょうざんまい)という語が有ります。

「とにかく、一つのことに邁進する」という意味です。

法事の時のお勤めは、弔う故人の為に思いを込めて読経、そして、お掃除は広い範囲は出来ぬまでも、手の届くところを丁寧にとの想いを持ち、多くは出来ぬまでも、丁寧にみなさんと関われて行けるように致したく思います。

年齢を重ねるにつれ、出来る事は当然に減っていきますが、「一行三昧」の気持を忘れずに出来る事から想いを込めて致していくということを心掛けて行かねばなりません。

そして、追いつかぬところは、息子たちの力を借りながら、共に良き寺造りへと思っております。

どうか、どなた様もお体ご自愛の上、良き歳をお迎え出来ますことを、心より祈念申し上げます。合掌

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