永代供養墓のすすめ

2024.02.19

京都東福寺霊源院のお墓のコラム

永代供養墓のすすめ

東福寺霊源院指定石材店のオフィス石太郎です。

霊源院では、約20年前より永代供養墓の受付をしています。

2022年からは、霊源院の隣にある龍眠庵墓地でも永代供養墓や樹木葬付き永代供養墓の受付が始まりました。

昨日も、ご見学のお客様がお越しでしたが、あらためて永代供養墓の特徴を紹介させていただきます。

一般的なお墓が抱える問題点

永代供養墓は、少子化や核家族化の時代でも安心して建てていただけるお墓として生まれました。

一般的なお墓では、次世代に墓地を承継して墓地管理料などを継続して納めることがが必須でした。

そのため、少子化の中ではお墓を維持することに問題が生じてしまいます。

ここでは、お墓の維持にあたって障害になる問題点を具体的に考えてみます。

一つ目は、墓地管理料などの定期的に納める費用の未納があげられます。

二つ目としては、天災などで墓石が損傷した際の修理ができないということもあります。

また、核家族化が進む中では、建てたお墓を次世代が使用するかどうかも不透明です。

これらは、新たなお墓の確保を検討する方々にとっては、大きな障害になってしまいます。

最近は、墓じまいをする人が増えていることからも、少子化や核家族化は身近な問題と感じるようになりました。

少子化や核家族化の中でも安心して建てていただけるお墓として生まれたのが永代供養墓です。

管理料の未納問題を解決

霊源院や龍眠庵の永代供養墓は、先々に定期的な維持費の納付が不要な永代管理を採用しています。

永代管理とは、先々の墓地管理料を一括前納していただく納付方法です。

霊源院や龍眠庵では、永代供養墓一式費用の中に永代管理料を含んでいます。

永代管理を採用したことで、管理料の未納による墓石撤去の心配はありません。

また、後継者への負担を軽減にもつながります。

墓地使用者の役割を軽減

霊源院や龍眠庵の永代供養墓は、次世代への墓地使用者(お墓の名義人)の承継は必須ではありません。

希望する方には、一般的なお墓同様に次世代に承継していただくこともできます。

永代供養墓は、墓じまい不要なお墓ですので、後継者が途絶えそうな場合でも一般的なお墓のような心配はありません。

また、一般的なお墓と異なる点としては、各家の墓石も寺院の施設として寺が維持管理をします。

もしも地震などで墓石が損傷した際には、各家の墓石を寺が修理(石を新品にはしません)をしながら墓石の維持をいたします。

各家には、その際の修理費用の負担はありません。

霊源院や龍眠庵での墓地使用者の役割としては下記の2点になります。

永代供養墓での墓地使用者の役割

  1. 寺との連絡窓口

  2. 埋葬時の申請(または代理申請人の指名)

先に述べた永代管理の採用も含めて、一般的なお墓と比べると墓地使用者の負担は大きく軽減されます。

核家族の時代に必要なこと

核家族化が進む中で、これからお墓を検討する方は、交通アクセスの良さが大切になります。

墓じまいされた方々のお話をお聞きしますと、「お墓が遠い上に不便な場所にあって自分達はお参りしてきたんだけど・・・、次世代(子供など)のお参りは難しい」と仰る方がほとんどです。

このことからも、交通アクセスの重要性がわかります。

その上で、核家族化の中では埋葬された方々を寺院が定期的にお供養する永代供養のお墓が好ましいのではないかと思います。

  • 永代供養とは

  • 寺院などにお供養を100%委託することを永代供養と思っている人もおられるようです。

  • 永代供養をお願いしたから家族は供養をしなくてもよいと、極端な誤解をしている方もおられました。

  • 永代供養とは、各家庭でのお供養とは別に寺院での定期的なお供養を継続して務めることをいいます。

  • 永代供養を申し込まれた場合は、ご家族と寺院の双方で故人様のお供養がおこなわれます。

お墓が遠方にある場合は、交通アクセスの良い立地であっても相応の準備が必要になります。

なかなかお墓参りにけない場合でも、寺に永代供養をお願いしているということが、少しの安心感につながるのではないかと思います。

また、遠方に暮らす子孫が、その地での建墓を希望する際にも、同様の安心感がありますので、墓じまいなどの心配もありません。

夫婦墓か?家族墓か?

霊源院や龍眠庵の永代供養墓では、一式費用の中に2名様の永代供養料を含んでいます。

これは、主に夫婦墓を意識した設定になっていますが、ご夫婦以外であっても登録していただくことができます。

終活をする方が増える中で、生前墓の確保を検討するご夫婦も増えています。

生前墓を検討するご夫婦の中には、後継者のいる場合も多いのですが、「私達は私達、息子は息子、それで良いと思っています」と仰る方もおられます。

よくよくお話をお聞きしますと、特に仲が悪い訳ではなく、将来にご子息がどのようにされるか先々のことまでわからないとお考えのようです。

霊源院や龍眠庵の永代供養墓は、必要時に埋葬予定者を追加していただくことができます。

このことで、「夫婦墓としてお墓」「家族墓としてのお墓」の最終的な判断をご子息に一任していただくことができます。

仕事の都合などで、ご子息の住まいが安定しない方もおられると思いますが、早急な結論を出す必要がないところも、この永代供養墓の特徴の1つです。

まとめ

今月より東福寺龍眠庵では、樹木葬付き永代供養墓の受付が始まりました。

ご見学のお客様ですが、お子様はお嬢様だけという方が多いのですが、長男さんなど後継者がおられる方も少なくありません。

後継者がおられる方は、後継者への負担軽減を主な目的に永代供養墓を検討されているように感じます。

霊源院では「身寄りのない方が安心して建てていただけるお墓」をテーマに企画させていただいた永代供養墓ですが、このことで少子化や核家族化の時代に適応するお墓として沢山の方々にご指示いただけるお墓になりました。

これからお墓の確保を検討している皆様に、霊源院や龍眠庵の永代供養墓をおすすめいたします。

  • 有限会社 オフィス石太郎オフィス石太郎
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