令和六年度、盂蘭盆会施餓鬼法要を八月一日、八月二日の両日に渡り、霊源院、龍眠庵合同にて厳修致しました。
昨年の猛暑を超える暑さにも関わらず、多くの皆様が両日に渡りお越し下さいました。
霊源院住職の私、龍眠庵住職の金子、そして私の息子二人の四人にて法要をお勤め致しました。
お越し頂きました皆様の大事な故人、ご先祖の「水塔婆」を盂蘭盆会施餓鬼棚にご自身によりお祀り頂き、私たち四人の施餓鬼読経の下、皆様にご先祖への焼香、そして、大事な故人、ご先祖、そして施餓鬼法要の眼目の一つ、「有縁、無縁の霊」へのお水向けを致して頂きました。
盂蘭盆会施餓鬼法要は八月のお盆を前に致しました盆供養であり、有縁、無縁の他の霊へ私たちが供養のお供え、水向けを致すことでご先祖、大事な故人へ功徳を廻らす行事です。
この私たちの大事な方々だけへの供養ではなく、縁が無くてもこの機会を捉えて無縁の霊へその想いを届けるのです。
縁の深い、浅いに関わらづ御霊へ供養を致しましょうというこの行事は、如何にも親切心が深い日本人に特化致す行事と思っています。
お焼香、お水向けをなされている皆さんの後ろ姿を拝見致していますと、先祖守り、供養の心の後退が声高に言われている今の時代でここ(霊源院、龍眠庵)は違うぞとの想いを深く感じました。
只、どれ程にお越しの皆さんが先祖を想う深い気持ちでお越し頂きましても、この猛暑は如何ともしがたいレベルです。
今回、皆さんの深い想いが無にならぬよう、体調を絶対に崩していただかぬよう本堂へ「エアコン」を二台追加致しました。
お陰様で、二日に渡る法要のご参加の分散、エアコンの増設にて快適な環境の中で皆さんにゆったりとご先祖への想いを廻らして供養頂けたと自負致しております。
それも、霊源院、龍眠庵の永代供養墓「樹陵」、「合掌」の多くのご縁によることと心から感謝致しております。
どちらの永代供養墓もまだまだ、ご縁を頂く余裕が御座います。
多くの皆さんのご縁を頂き、どちらのお寺も設備を整え、このお寺とご縁が繋げて「良かった」と多くの皆さに言って頂けます様、精進致す所存です。
何回かお伝え致しておりますが、私の愚息二人にて、霊源院、龍眠庵のお寺守り、お墓守りを致して行くことをお伝え致して参りました。
この度、先ずは次男が正式に勤めておりました会社を退職致し、頭を丸め六月から寺務を私と共に勤めております。
法事、法要は勿論、機会を捉えご縁の皆様にお会いさせて頂いております。
次男本人もお寺守り、お墓守りに強い想いを持ち日々のお勤めに向かっております。
勿論、これからも修練を積み、経験を積み上げ、皆さんの心の拠り所となるべく奮闘致しております。
まだまだ、時間は頂かねばなりませんが、何卒、見守りの程、宜しくお願い申し上げます。
亦、龍眠庵に関しましては、住職の金子より、長男が戻り、お寺守り、お墓守りが叶うまでは、私、次男にて守りなさいと強く言われております、此方も金子と共に、龍眠庵にご縁が出来て良かったと皆さんに言って頂けるよう精進致して参ります。
次男がご縁の皆様にお寺の様子をお伝え致しますと共に、今より更に近しくお付き合い頂きたく、寺報にてご縁を広げたいと申しました。
この度、霊源院の寺報「普応」を始めて皆さんへお届けいたします。
過日の盂蘭盆会施餓鬼供養へ起こしの皆様へは既にお渡しいたしました。
お寺の玄関、地藏堂にご自由にお持ち帰り頂きます様置いて御座います。
是非、お手に取りお目通し頂きたくご案内申し上げます。
初めてのこと故、物足りぬとは思いますが、御許容頂きお目通し頂きましたら幸いです。
お盆のお参りもご縁を頂き今年も今日から各家へお邪魔致しております、直接にお届も致しますが多くの皆さんにお読み頂きたく何卒、宜しくお願い致します。
水子供養にてお越しの皆さんへは「蓮華堂」に同じく置いて御座います、是非、お読みくださいます様お願い致します。
そして、此方も次男の提案で霊源院と龍眠庵の皆様と近しく縁がお繋ぎ出来る「ライン」を始めました。
既に多くの皆さんが登録下さっております、引き続き多くの皆さんにご登録頂けますことを祈念致します。
この、猛暑が収まる気配はありません、どなた様も十分に注意を頂き、日々をお過ごし頂きますこと、心より祈念申し上げます。合掌