最近では、お墓を持たないという選択をする方が徐々に多くなってきました。
皆さまの中にも、お墓なしでの供養方法を検討している方がいらっしゃると思います。
この記事では、お墓を持たない選択肢をする人が増えている理由と、皆さまの希望に合わせて変わりるるあるお墓の紹介をさせていただきます。
まずは、お墓を持たない選択肢をする人が増えている理由について紹介します。
冒頭でも紹介した通り、最近ではお墓を所持しない選択をする方が非常に増えてきています。
このような方が増えてきた背景には、大きく2つの理由があります。
1つ目は、後継者の不在です。
近年の日本では、少子高齢化が大きな社会問題となっています。
また、仕事や大学進学に際して実家を出て一人暮らしをするという核家族の家庭が増えています。
「年に数回しか実家に帰れない」という方もいらっしゃるでしょう。
このような影響から、お墓を定期的に管理できる人間と継承者が少なくなってしまったのです。
そのため、お墓を持てそうにないと諦める人が増えてきました。
2つ目は、無宗教の人が多いことです。
キリスト教やイスラム教などの宗教を生活の一部として暮らす人が多い海外と比べて、日本人は自身の宗教や宗派を自覚している人が少ないのが現状です。
ある調査では、日本人のおよそ57パーセントが無宗教であるという結果が出ました。
日本にある寺院の多くは仏教寺院なので、そこにお墓を設けるにしても関係性が薄いためにハードルを高く感じる人が大半です。
これらを踏まえると、無宗教の方が多いこともお墓を建てることを諦める方が増えた理由の1つと言えるでしょう。
お墓は子々孫々守るものという常識が、永代供養墓の登場で変わりつつあります。
今までの常識では、墓地使用者(名義人)が亡くなってしまった場合に、次世代が承継することを前提にしていました。
そのため、後継者のいない方はお墓を建てにくい環境でした。
そんな方におすすめなのが、必ずしも墓地の承継を前提にしないお墓である永代供養です。
墓地によって使用規程は異なりますが、一般的な永代供養墓では後継者がおられなる方は、以前同様に代々のお墓としてご使用いただけます。
後継者があられない方も安心して建てていただけるように、永代供養墓は永代管理を採用していますので、墓地管理料未納による墓石撤去の心配がありません。
また、故人への供養に関しても永代供養墓の登場により変わりつつあります。
今までは家族が菩提寺に、依頼をすることを前提にしてまいりました。
宗派を問わずに受付をしている寺院では、家族からの依頼を受けた法事はもちろんですが、それ以外に定期的な故人への供養を継続して行っています。
後継者が途絶えたら全てが途絶える今までのお墓とは違い、後継者の有無に限らずお墓の維持管理を家族と共に寺院が受け持ち、墓じまいの心配がないお墓として永代供養墓は注目されてきました。
この記事では、お墓を持たない選択肢をする人が増えている理由と、永代供養墓の登場でお墓の認識が変わりつつある現状を紹介いたしました。
ぜひ今回紹介した内容を参考にして、自分の要望に合う方法を見つけ出しましょう。
ご質問等ございましたら、当院までお気軽にお問い合わせください。