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お葬式とは?

2021.12.11

お葬式とは?

地方によって気候やしきたりが違うに、お葬式の形も地域によって多少違います。

霊源院のある京都では、病院でお亡くなりになる方が多く、お葬式は自宅近くの葬儀会館などで行われるのが一般的と思います。

菩提寺のない方や相談できる寺院がない方は、まずは葬儀社とお葬式についての日程や費用などの詳細な打ち合わせを行います。

部屋の広さ、祭壇の大きさ、供花などの装飾品、霊柩車のタイプなど、お葬式に必要な事柄を一つ一つ決めていっては、時間がかかりますので、葬儀社ごとに色々なプランがあります。

お葬式は大きく分けて2つの式から成り立つ

京都でのお葬式は、大きく分けて僧侶や遺族・親族などが故人を懇ろに追福する葬儀式と、親戚や知人が故人とお別れをする告別式に分かれます。

これらの葬儀式や告別式は、葬儀社が提示するプランの一部として話が進んでしまうようです。

また最近では、葬儀式や告別式も行わない直葬もプランの中に含まれているようです。

どのようなプランに決められるかは、遺族の意思ですので異論を唱えるつもりはありません。

ただ、お別れ会や直葬だけのプランを選ばれた際に、寺が故人へ追福する時間が全くない事には、とても違和感を感じます。

全くご縁のなかった人には、違和感とだけ申し上げておきますが、霊源院とご縁のあった人については、とても残念でなりません。

生前に熱心にお参りにお越しいただいていた人や、ご自宅の仏前にお伺いしていた人の訃報を知ると同時に、葬儀が行われなかったことを知るのは本当に残念です。

お別れの会や直葬を選ばれた方へ

古くから霊源院とご縁のあったお宅に限らず、永代供養墓や合祀墓を通じて、最近ご縁をいただきました方々も連絡をいただければ時間の許す限り葬儀会館や火葬場に出向き追福させていただきます。

お別れ会や斎場での予定時間の妨げにならない10分程度の読経をさせていただきます。

御布施などの配慮はけっこうですので、霊源院とご縁のあるお方様はご一報くださいますようお願い申し上げます。

骨葬をご存じですか?

私の故郷の長野県では、ポピュラーな葬儀式の方法として骨葬があります。

骨葬が始まった由来は存じ上げませんが、「雪深い地域にならではのお葬式」という話を聞いたことがあります。(これが正解なのかは解りません)

先日、以前に合祀墓の相談に来られたことのある方(ご本人)が、この度お亡くなりになったとのご連絡をいただき、本堂でご遺族と一緒に骨葬をさせていただきました。

その方は、ご先祖様の墓じまいの際の改葬先のご相談でお越しになったのですが、話がお葬式の話題になり骨葬の説明を簡単にいたしました。

その後、家族に骨葬の話をされていたようで、骨葬の依頼がございました。

この方の場合は、事前に骨葬のことを知られて自身で希望をされていました。

最近では、終活をされている方も多く、お葬式についてのご質問をいただく機会が増えました。

ご納骨の当日に骨葬をさせていただくケースが増えました

霊源院には合祀墓がございますが、ご納骨の際に「戒名を付けてあげたい」「葬儀をしなくて、これで良かったんだろうか」と、直葬をされた方からのご相談がけっこうございます。

火葬後の葬儀式として、ご納骨日の当日に骨葬をさせていただくケースもございました。

葬儀式をされなかった方に、骨葬のような葬儀もあることを知っていただければと思います。合掌

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