時代に沿ったお墓の種類を紹介 目次
家族や親戚には迷惑を掛けたくないと思う人は多いと思います。
同時に、家族のためになることであれば、やってあげたいと思う人も多いのではないでしょうか。
どこの家庭も子沢山だった頃は、両親のお墓を建てるのは子供の役目という風潮だったと思います。
自分が建てておけば家族の負担がなくなるという気持ちもあったのではないでしょうか。
少子化の時代では、ご先祖様や大切な故人のために建てたお墓が、子供にとっては重荷になってしまうケースがあります。
これからお墓を建てようとお考えの方の中には、ご先祖様や両親への感謝の気持ちと子供への遠慮の気持ちの板挟みのような心境の人もおられるかも知れません。
そのような人の参考になればと、従来のお墓とは異なる少子化にも対応したお墓を紹介させていただきます。
是非検討してみてください。
お亡くなりになった人の声を聴くことはできませんが、身近な家族だからこそ思い描けることもあります。
親子だから、自分がやってもらって嬉しいことは、両親にも喜んでいただけそうということ。
自分がされると嫌なことは、両親も嫌がるかも知れないというこです。
時々会いに行くと喜んでいただけそうであれば、ご自宅から近い場所に埋葬してあげるに越したことはありません。
しかし、子供や孫がお参りに来れそうな場所でなければ、子供達には負担になってしまいます。
このようなことから、最近では駅から徒歩5分~10分の場所にある墓所を選ぶ方が増えています。
また、誰もお参りに来ないせいで、雑草が生え放題になってしまいますと隣家の墓所にも迷惑をかけてしまいます。
お墓に埋葬されている方々も、隣家のお墓に入っておられる人に申し訳ない気持ちを抱かれるかも知れません。
自分達はお参りに行くのだが、果たして子供や孫はお参りに行ってくれるか心配です。
このような人には、墓地管理者が墓地の管理をおこなう、都市型樹木葬タイプのお墓をおすすめいたします。
都市型樹木葬とは、墓地管理者により維持管理される区画に、比較的小型の墓石がならんでいます。
区画には、草花が植えられていることが多いことから、都市型樹木葬や集合墓などと呼ばれています。
寺院の境内墓地にお墓を建てている人の話では、毎年の墓地管理料が大変だと仰っていました。
このような話を聞きますと、自分達は支払いできるのだが、子供に管理料を払わせることに抵抗を感じるひともおられます。
寺院の境内墓地では、希望によって手厚い供養をしていただけるメリットがあります。
仏事で困った時には、安心して気軽に相談をしていただけます。
都市部や住宅街にある場合が多いことから、お参りも便利そうです。
寺院の境内墓地に魅力を感じながら、一歩が踏み出さない人は、永代供養墓などの永代管理のお墓をおすすめいたします。
永代管理は、墓地管理料を前納することで先々の管理料の徴収がありません。
また、永代供養墓は埋葬されている方々の定期的な供養が行われることから、お亡くなりになった人と子供達の双方にメリットがあります。
同年代の知り合いとお墓の話をすると、「墓じまい」を考えている人が以外と多いことに気づきます。
従来型のお墓では、墓石は使用者の持ち物として、お参りできなくなったお墓は使用者の負担で撤去する義務があります。
少子化を迎えたことで、墓地使用の期間を限定するお墓が誕生しています。
有期限のお墓では、最後の人が埋葬されてから30年程度経つと、墓地管理者によって遺骨は合葬されて墓石は撤去されます。
墓地によっては、使用期間の延長を申請できるところもあります。
また、霊園によっては、合葬・永代供養・お墓の撤去をプランにしてサービスを提供しているところもあります。
有期限のお墓では、期間中は自由にお参りが出来て、誰もお参りをする人がおられなくなった頃にお墓を撤去する仕組みのところが多いです。
今回は、お亡くなりになった人と子孫の方々の双方の気持ちを考えた、少し変わったお墓の紹介をさせていただきました。
これからお墓を検討されている人は、宜しければ参考にしてください。