永代供養とは?

2021.12.09

永代供養とは?

本来の永代供養は、遺族が行う日々の供養とは別に、より懇ろに供養をしていただくことを寺院などにお願いすることをいいました。

遺族から依頼された寺院は、故人の定期的な供養を先々まで継続してきました。

最近では、故人の供養を「遺族がするのか?遺族以外の人がするのか?」を、決めるのための手段として使われているように感じます。

全くの誤解です

永代供養を寺院などに依頼された遺族も、お仏壇のある方は仏前にお参りをし、墓所に納骨をされた方はそちらにお参りをいたします。

寺院では、遺族と約束した内容に基づいて故人のために読経をいたします。

遺族は日々の生活の中で故人を偲び、寺院は読経を続ける中で故人の安らかなご冥福をお祈りすることが、故人への追福の基本です。

誤解を招いた原因

広告やホームページを通して、霊園や寺院がお墓の募集をしていることを知る人も多いと思います。

多くの場合は石材店によって構成された内容だと思いますが、過度に強調をした広告内容が永代供養についての誤解を生んだ原因ではないかと思います。

少子化の時代を迎えて最近では永代供養墓が注目されていますが、中には「故人の供養を負担と感じさせる」ような広告もあります。

葬儀社の広告も同様に、費用を抑えるためだと思いますが、葬儀式には触れずに告別式だけのお別れ会を推奨している傾向があります。

相談をできる人が周囲にいない環境の人や、家族が亡くなって此れから色々大変だという心境で見るこれらの広告は「供養=負担」と目に映るかも知れません。

各社のホームページなどで情報収集をされている人は、家族が亡くなった以降も「この先も何も変わらない」「何もしない」ことがベストという偏った考えになるかも知れません。

もしも、周囲に「亡くなった家族には出来るだけのことをしてあげたい」と思っている人がおられましたら、その人の妨げになるようなことだけは遠慮していただくようお願い申し上げます。

霊源院の永代供養墓

少子化が進む中では、先々お墓が無縁になってしまう心配があります。

一般にお墓は、墓地使用規程や墓地管理規程というルールによって維持や管理が行われています。

後継者のおられない方は、ご先祖様のお墓や家族のお墓を、今までのルールでは維持できないケースが増えてきました。

霊源院では、永代供養墓のための新たな墓地使用規程を設けています。

永代供養墓とは、文字通り「永代供養のついたお墓」ということになります。

先に申し上げました通り、永代供養につきましては家族と寺が協力をしあって故人の追福をさせていただいております。

お墓に関しては、一般的なお墓と比べて大きく異なる規程になっています。

  • 永代供養墓の特徴

  • 一般には墓石の修理は墓地使用者(ご家庭)が行いますが、永代供養墓では墓石も寺の施設として霊源院が費用負担をしながら維持いたします。

  • 定期的な納付義務のあった墓地管理料を、永代管理に変更したことで墓地管理料の未納による墓石の撤去や墓じまいの心配から解放されます。

  • ※墓石が著しく風化し墓所としての使用が困難になるまで各家のお墓を霊源院が維持管理いたします。

霊源院の永代供養墓は、埋葬の人数に制限がございませんので、後継者がおられない人のためのお墓を目的にした訳ではございません。

少子化の中でも、皆様と寺が協力をしながら安心して供養をしていただける場を目的にしたのが、霊源院の永代供養墓です。

住職といたしましても、皆様に自身をもっておすすめできるお墓です。合掌

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